昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

あさりよしとお『小惑星に挑む』

祝!!はやぶさ2帰還!!
&カプセル回収!!

記念に語ります。

小惑星に挑む』(10~)
太陽系に異文明を調査にやって来た
宇宙人の少女二人が、はやぶさ
(一号)を見つけて興味津々で
調べるという設定で、
はやぶさについて解説する
マンガです。

一般人に馴染みのない専門知識を
説明する場合、ボケツッコミの
会話形式が一番わかりやすいですが

両方通りすがりの宇宙人という
発想がすごい……。

序盤、宇宙人の少女二人の
会話から、来た理由と目的が
語られます。

太陽系から遠く離れた場所で、
はるかに進んだ文明を持つ
彼女たちは

新しいものが作り出せない
=衰退がはじまっていると気付き、

自分たちよりも遅れた、
しかし自分たちが失ってしまった
ものを持つ文明を調査に来ました。

そしてはやぶさから放たれた
小惑星探査機ローバを発見。

顔を書いたボールのような
アイテムをくっつけると
ローバが自分のこと、はやぶさ
ことを話しはじめます。超便利。

 宇宙人の少女二人には名前が
なく、髪が長い方がボケ、
ショートの方がしっかり者の
ツッコミ兼解説役を担当。

(機能が喪失してるから)
「これじゃもう地球へは
帰れない」

しかし、何度断言されても
はやぶさは奇跡的に
動きつづけます。

姿勢が変な方向に固まっても、
イオンエンジンが壊れても……。

「そんなバカな……
ああ、そういうこと!」と

しょんぼりしたり驚いたり、
解説したりと大忙し。

イオンエンジンの組み換えは
絵で説明されると分かりやすい
ですね(理解できたとは言ってない)

単なる解説本でなく、
はやぶさの意義も語られていて

「機械そのものしか
目には見えないけど

あれの本当の姿は
そうまでして 宇宙へ
伸ばした人間たちの
意志の手なの」

燃え尽きて終わりじゃないと
知って、

「じゃあ、あの機械の魂は……
受け継がれて小惑星へ向かうのね!!」

続きは今日、実現しました。

そして2号はカプセルを降ろし、
また宇宙の旅へ……。

11年後にまた会おう!!

はやぶさに興味ある人には
おススメの一冊です。

小惑星に挑む

小惑星に挑む