久しぶりなので大雑把に
解説すると
突然、世界中の人間と鳥が
石化。３７００後に石化から
復活した理系男子高校生・
千空（せんくう）は
現代文明を蘇らせようとする……。
１巻では幼馴染みの体力バカ、
大樹（たいじゅ）も復活。
二人で作った「石化復活液」で
大樹が想いを寄せていた同級生、
杠（ゆずりは）を蘇らせようと
しますが
ライオンの群れに襲われたため
近くにいた「霊長類最強高校生」
司の復活を優先します。
しかし司は「既得権益を持つ
年寄りなど不要。若者だけの
穢れなき世界を創ろう」という
歪んだ理想の持ち主でした……。
千空は自分を死んだことにして
「石化しなかった人々」の子孫を
味方にして司に対抗しようとします。
（大樹と杠はスパイとして
司のもとに残るよう指示）
ここまでが２巻、１５話まで。
２巻ラストの１６話から
新章が始まります。
「石化復活者ではない」少女
コハクは人質を取って千空を
殺した司のやり口に怒り、
いきなり司に戦いを挑んで
大木の下敷きにされます。
コハクは見た目はハーフっぽい
青い目の女子高生。
勝気な性格と、司も驚く戦闘力、
知識は火薬の爆発を「山の神の
怒り」と呼ぶ原始的なレベル。
わずか６ページでキャラが
立つテンポの良さよ……。
時間にすれば１分もないだろう
間に「何世代目なんだい？」と
彼女の出自を当てた司の
推理力もすごい。
梃子の原理を応用して
コハクを大木の下から救った
千空は彼女の村へ。
コハクがハーフに見える
容姿なのも、
千空に雌ゴリラや雌ライオン
呼ばわりされて怒ったのも
伏線という……。
３巻からは「石神村」編。
キャラが大量に増えます。
※一人だけ名前が出てない
ソユーズは次章以降の
キーマン。
この時点ではほとんど
目立ちません。
門番の金狼・銀狼兄弟に
よそ者と阻まれ、千空は
村には入れませんでしたが
村はずれに住む自称「妖術使い」
クロムを仲間に引き入れます。
クロムの知識は素朴な小学生
レベルのものでしたが
原始時代の生活の中で
九九を生み出すって相当な
天才だと思う……。
折角だから続きます。
