昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

紫堂恭子『虚妄の女王~辺境警備外伝』その2

※ネタバレが避けられ
ませんので、未読の方は
ご注意ください。

本作2巻では大国ルウムが
国境沿いに侵攻!?と

セオドラ女王(実はフィアンナ
即位当日に国を揺るがす大事件が
発生します。

ルウム王国側の責任者として
登場したのがヒゲのおじさん、
「軍団長サウル・カダフ」。

多分初めて見る人が抱く印象:
(悪い人じゃなさそうだけど
油断ならない、曲者っぽい)

昔からの読者の感想:
(隊長さん!!この人が来たら
もう大丈夫!!)

出世したのではなく
「連れて行ける兵士が
少ないから

肩書きだけ大盤振る舞い
されてる」に10アウルム
(=ルウムの金貨)賭けます。

今はフィアンナ視点の
「敵の指揮官」の役どころ
なので厳しいイメージですが

本当は優しくて頼れる
おじさんです。

素の顔は辺境警備
本編を見るとわかりますよ。

昔はすごく美形だったのに……。

そしてふと気づく衝撃。

いつの間にか隊長さんより
年上になってる……!(愕然)

辺境警備』本編が
ルウム復活暦998~1000年。

この時隊長さんは35歳。

7巻「星が生まれた谷」という
エピソードで、

ルウムの人々とは違う文化を
持つ、「忌地」と呼ばれる
過酷な土地に住む人々に
背高さんが移住を勧めています。

(この間の時間軸に
『東カール シープホーン村』)

『逃げる少女』が
ルウム復活暦1002年。

まだ彼らは忌地にいますが、
移住する計画は進行中でした。

『虚妄の女王』は
ルウム復活暦1005年。

遂に実行に移された
ようですね。

これからどうなるかは
完全に未知数です。

フィアンナはセオドラ姫の
仇を討つと固く決意して
いますが

今は彼女が「セオドラ女王」と
して振る舞わなくてはならず、
軽率なことはできません。

フィアンナ「自由に外に出て
動ける人が それも信用できる
人が必要だわ───」

ちょうど移民の中に混じって
お人好しで有能で、見た目も
エアドロム人と変らない
セスという青年がいてね……。

(『逃げる少女』主人公)

続きはまたそのうちに。

トライド王子とカイルの
出会いも楽しみです♪