昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

宇野比呂士『秘石戦記ストーンバスター!』その3(改めてあらすじ)

コメントをいただいたので
久々に語りたくなりました。

今頃になってようやく
キンモクセイの香りが
しはじめました……。

改めてあらすじを解説すると

主人公の男子高校生・
椿達比古が想いを寄せる
幼馴染み、小夜子のために
買った誕生日のプレゼントは

謎の力を持つ「秘石」の一つ
「光の金剛石(ダイヤモンド)」
だった。

光の金剛石と対になる
「闇の金剛石」はもう一人の
幼馴染み・潤の元へ。

闇の力を手に入れた潤は
達比古と敵対、彼の命を狙う……。

90年代はオカルトブームで、
パワーストーンとか新興宗教などが
世間を賑わせていた頃の作品です。

本作でも1999年
「三つ巴の年」なんて
設定もあってですね(遠い目)

この物語は「幼馴染み
三人の三角関係」が
ベースになっています。

ヒロインの小夜子は
黒髪ストレートロングヘア、
料理上手のしっかり者の
世話焼きタイプ。

達比古のことは
「ヒコちゃん」呼び。

家が隣同士なのでベランダ
伝いにやって来て、朝起こして
くれる古典的な幼馴染カノジョ。

達比古は彼女に魅かれていますが
文武両道・女子にモテモテの
美少年の潤には敵うはずもないと
一歩退いています。

しかし小夜子は実は
達比古のことが……という
『タッチ』を思わせる王道の
三角関係。

しかし『タッチ』と大きく
違うところは、

優等生タイプのキャラが
死んで役割交代どころか
ラスボス化。

コミックス1巻は二人が
秘石を手にし、潤が
達比古に一度破れるまで。

2巻では行方不明だった潤が
ラスボスとなっていて
達比古の元に秘石使いの
刺客を放ちます。

刺客の一人だったのが
大神健くん。

月夜には人狼化、不死身能力を
持つ「牙王の月長石」の
秘石使い。

しかし彼には別の目的もあり、
達比古の後輩、佐野千春の
家を襲撃します。

佐野くんは小柄でぷっくり
ほっぺの糸目少年。

「~ですぅ」の語尾に
アンテナのように一本立つ
アホ毛の可愛い後輩キャラ。

意外とメンタル強くて
ムッツリだったりと
面白いキャラでした。

こういうタイプって
戦闘でも強キャラですよね……。

後に植物を操る「緑魔の翡翠」の
秘石使いとなります。

折角だから続きます。