『鋼の錬金術師』(01~)は
鋼鉄の義手と義足から「鋼の
錬金術師」の呼び名を持つ主人公の
少年エドワード・エルリックが、
肉体を失って魂のみが鎧に
定着している弟アルフォンスを
元に戻すことのできる「賢者の石」を
求めて兄弟で旅をするうちに
国家規模の陰謀に巻き込まれていく
ダーク・ファンタジーなアクション漫画。
略称は「ハガレン」
架空のヨーロッパ風の国
(ドイツっぽい)が舞台ですが
中東や中国っぽい国の人も
登場します。
03年、09年にアニメ化、
劇場アニメや実写映画、
ゲームも作られた人気作。
本来、戦闘するイメージのない
錬金術師が「術で戦う」という
意外性と、
魔方陣を書いてぱんっと手を叩けば
武器を錬成、などマネしやすい
キャッチ―さも受けた一因かと。
原作知らないでアニメ見たので、
ごつい鎧のアルから釘宮さんの
可愛い声が出た時は驚きました。
※4巻オマケの4コマでアルが
個性アピールで語尾に「アル」を
つけてたのは伏線(『銀魂』の神楽
ちゃんも釘宮ボイス)だった……?
錬成陣などの神秘的マークや
「○○の錬金術師」という
二つ名も、厨二中高生の心を
くすぐります。
アニメは秋からの放映だったため
皆が一斉にハマる→
直後の冬コミの女性向けスペースの
大混雑は忘れられない(遠い目)
序盤はエルリック兄弟が賢者の
石を求めて旅をしますが、
なかなか見つからず。
その過程で作中の世界観や
2人のキャラクターと目的、
現在の姿になった原因、
国家錬金術師がどんな存在か
などが描かれます。
そして物語の陰で暗躍する
謎の人型の化け物たち……。
(後にホムンクルスと判明)
エド「何かを得ようとするなら
それなりの代価を
払ってもらわないとね」
エドは人助けする際にも金銭的に
ものすごくしっかりしてたり、
独特の死生観を持ち、
精神的にもタフなところが
すごく荒川作品らしい……。
(尤も、この場合の対価は
一泊二日2人分の宿代でしたが)
エルリック兄弟の紹介がひと段落
すると、本編が進み始めます。
マスタング大佐、大人気でしたね。
続きます。