昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

みさき速『特攻天女』その3

夏になると『特攻天女』の
夏休みエピソードを思い出します。

シリアスが続いた後の箸休めに
どこかへ遊びに行ったり、短編の
ギャグ回があるのは連載漫画の
お約束ですが、

実は9~12巻まで夏休みです。

(9巻序盤まで「族狩り」編で
だいぶ重い話だったから)

9巻で祥の補習話、瑞希祖父の
誕生日パーティ、

風邪ひいた祥のリクエストで
高村がプリンを作るため
四苦八苦します。

10巻で遊佐が登場、
(ここで一旦シリアスに戻る)

11巻で瑞希の海の別荘編で
瑞希の切り札”千里の素性が明かされ、

12巻で夜桜会三人娘で夏祭り。
そして夏休みの宿題が終わらずに
瑞希のマンションに連行され……。

ほのぼのしてるようで、伏線は
順調に張り巡らされていってます。

というかシリアスとほのぼの回の
落差がすごい。

祥「海ならまた来年 来りゃいいじゃん
なー瑞希

瑞希「そうね また来年……」

約束したくせにっ……!!!!

海のお土産に祥が遊佐に渡した
亀キーホルダー、最終話で倒れてる
時も身に着けてる……

あんなダサいもん死ぬまで離さない
くらい大事だったら、何で一人で
出て行ったこの大馬鹿野郎!!(号泣)

個人的に12巻、祥からの「助けて」の
電話で高村、井沢、アキラ、遊佐が
揃って祥のもとに駆けつける
エピソード大好きです。

遊佐が仲間として馴染んだ
ことを示す回でもあります。

アキラ「そんな言い方ないだろ
井沢」

「遊佐はこう見えても
優しいところがあるんだぞ」

遊佐「タコ焼き屋の常連を
減らしたくねーだけさ」

ツンデレか!
そしてここで既に遊佐とアキラの
フラグが立ってる。

 結局、瑞希がラストに現れ

「夏休みの宿題はちゃんと
終わらせてもらいますからね」の
一言で、4人から祥が差し出される
平和なオチ。

新学期は黒川直紀が祥に高村あての
お弁当を届けさせるついでに
餌付けにも成功。

この後12~13巻の「兎」編で
ちょっとシリアスに戻り
しばし箸休め。

それから始まる「月下仙女」編が
かなりドロドロするので
ホントにこの辺りは癒されます……。