昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『蒼き流星SPTレイズナー』その5

レイズナー』第二部の敵で、特に
活躍したのはル・カインと共に
登場した「死鬼隊」でした。

ホッケーマスクを被った残忍非道な
四人組で、エイジや地球人たちを
苦しめます。

強いのは確かですが常に仲が悪く、
足の引っ張り合いで負けるパターン。

ゴステロが一番キャラ立ってて、
他の三人はゴステロをいびる時だけは
結束してました。

そのうちの一人、マンジェロは小柄なのを
気にして常に猿のようにしゃがんで
いるのですが

細身で手足が長いので、蜘蛛を思わせて
より気持ちが悪い。

素顔は妙にイケメンなのも不気味ですね。
一応、彼が頭脳担当。

ゲティとボーンは脳筋で、
後に仲間に粛清される方がゲティ。

何度も失敗を繰り返すゴステロ
牢に入れられ、脱走する回
32話『ああ、ゴステロ』は

脱走のための涙ぐましい努力が
描かれます。

腕の内部のコードを伸ばし、
そのせいで神経に痛みが走る表情など
逐一描写され、スタッフのゴステロ愛を
感じさせます。

見張りの命を保証した上で
牢の鍵を開けさせて裏切る際の名言が

「約束ってなぁ、する時より破る時の
ほうが刺激的で面白いんだぜぇ!」

基地内の大勢の人間を殺しまくり
ゴステロはSPTを奪って脱走、
ジュリアも連れ去ります。

勝手に横恋慕して襲って、ゲイルや
エイジに返り討ちに遭ってるのに

「お前は俺の心をズタズタにした!」

と、被害者意識でいるのが、
(ストーカーの思考ってこんなん
だろうな……)と妙にリアル。

※当時、ストーカーの概念はない。

ジュリアを助けに来たエイジとゴステロ
対決中、死鬼隊が双方始末しようと
攻撃してきます。

この時、ゴステロは死んだと
思われましたが、生きてました。

仕返しにエイジと戦闘中の死鬼隊を生身で
攪乱して仲間割れを起こさせ、
結果的にエイジが助かるという皮肉。

(このせいでゲティが粛清された)

38話で終了でなかったら
生き伸びる予定があったとか。

キャラ立ちの良さといい、悪役としての
使い勝手の良さといい
本当に奇跡的な人物ですよね……。

蒼き流星SPTレイズナー DVD PERFECT BOX-01

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