昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『鬼滅の刃』不死川実弥その1

本日11月29日は
風柱、不死川実弥
(しなずがわ さねみ)の
誕生日です。めでたい!!

というわけで実弥話を。
ちなみに21歳です。

顔も体もキズだらけで
凶悪な目つきで背中に「殺」の
一文字を背負った身長179
センチの(当時としては)大男。

初登場は6巻、誰よりも
禰豆子に対して敵意を向ける
怖い人物という印象でした。

それでもお館様には
流石に丁寧な態度。

炭治郎(知性も理性も全く
無さそうだったのに 
すごいきちんと喋り出したぞ)

言い方……。

『鬼滅』に限らず、
厳しいとか怖い
イメージのキャラは

些細な言動から読者が
人間味を感じると、印象が
変わることがあります。

実弥の場合は15巻。

義勇「あまね殿も退室
されたので失礼する」

実弥「おい待てェ
失礼すんじゃねぇ」

わざわざ相手が言った単語を
使う妙な律義さがウケたのか
風柱といえばこの台詞、いう
扱いになりました。

口調は乱暴でも、内容は
いつも常識的なんですよね。

この巻では玄弥と顔を合わせても
「鬼殺隊辞めろ」「失せろ」と
冷たい扱い。

鬼喰いしてると聞いて
即座に目を潰そうとしたり
本当に容赦がない。

しかしその後、炭治郎から
意外な事実をバラされます。

冨岡「不死川は……
おはぎが好きなのか……」

(炭治郎を殴って去る実弥)

冨岡さんが後日おはぎを
渡せたのか気になるところ
ですが、それはともかく

16巻を過ぎると
お館様の死に涙したり

上弦の壱戦が始まってからは
玄弥に隊を辞めさせようとした
真意が明らかになります。

実弥「どこかで所帯を持って
家族増やして爺になるまで
生きてりゃあよかったんだよ」

「そこには絶対に俺が
鬼なんか来させねぇから……」

また、1人で鬼狩りしていた頃に
出会った鬼殺隊士・粂野匡近との
絆も語られ、

強面の裏にある情の篤さを
読者が理解してからは

初期の悪印象は完全に
ひっくり返ります。

 

玄弥「俺の……兄ちゃん……は……
この世で……一番……優しい……
人……だから……」

この台詞に読者は泣きながら
頷くのでした……。

 続きはまたそのうちに。

鬼滅の刃 17 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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