昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『蒼き流星SPTレイズナー』その3

26話からの『レイズナー』第二部
またの名を

『北斗のレイズナー

大人の事情(婉曲表現)により作風が激変し、
当時人気だった『北斗の拳』っぽく
なりました。

第一部から三年後という設定で
地球はグラドスによって制圧されてしまい
エイジは行方不明。

都市の70%が破壊、人口も三分の一になる
という、核戦争後のような有様に。
(その辺も『北斗』っぽい)

当然、グラドスによる支配が始まりますが
一部の地球人たちを忠誠と引き換えに優遇し、
階級差を作ります。

エイジと共に戦った仲間たちも
グラドス側とレジスタンス側に立場が
分かれることに。

とはいえ、アーサーとシモーヌは元々
かなりのお坊ちゃん・お嬢様なので

実家がグラドスに忠誠を誓ったため
折角だからとレジスタンス側への
情報提供者になったのでしょう。

アンナは禁止された地球文化を守り広めるため
デビッドは銃を取り、共にレジスタンスに
身を投じ、

Dr.エリザベスも地下工場で密かに
地球側のSPTを作っていました。

ロアンだけが本当に裏切り者になったと
思われていましたが……。

それはともかく、主人公のエイジが
虚ろな目の浮浪者スタイルで再登場するのは

北斗の拳』第一話のケンシロウ
オマージュだったのかもしれません。

絶大なインパクトはありましたし、あそこで
殺されそうになっていた少年を逃がすため
一芝居打ったと解釈すればいいかと。

第一部のエイジは一人称「僕」で、ナイーブな
少年でしたが、第二部では「俺」。

体格も逞しくなり、トンファーを自在に操り
肉弾戦もこなせるようになります。

個人的に26話のラスト、デビッドがエイジに
抱き着いて再開を喜ぶシーンが大好きです。

エイジも本当にいい笑顔なんですよ……!!!

第一部でも笑顔を見せる時はありましたが、
緊迫した状況がひたすら続くので
表情が固いイメージが強く、

エイジにせよデビッドにせよ、第二部の方が
無防備な顔を見せる時が多いです。

しかしこのグラドスの地球統治、
今観ると実に深い……。

蒼き流星SPTレイズナー DISC7 [DVD]

蒼き流星SPTレイズナー DISC7 [DVD]