ググってみたら70~80年代には
日本で社会問題化してたそうです。
※50~60年代には「カミナリ族」と
呼ばれていましたが、当時日本が貧しかった
ことを考えれば、遊び目的で大型バイクを
所持できる若者自体少なかったはず。
『悪魔の花嫁』(75~)で、主人公美奈子が
暴走族に絡まれるシーンがあります。
チーム名は「毒さそり」、服装は黒のツナギや革ジャン。
『やじきた学園道中記』(82~)でも
ハーディの初登場は暴走族「ブラックセレクト」の
頭でした。こちらもシンプルな黒ツナギ姿です。
『あしたからのHERO』(84~)
暴走族ファッションは個別の普通のツナギ。
ジョーのチームは「ブラックイーグル」で
敵対チームは「サタン」
この時代の漫画では暴走族は悪役、
チンピラとしての登場が
多いのですが
『湘南爆走族』(82~)では
主人公が暴走族の頭です。
膨らんだリーゼントやモヒカン、剃り込みなどの
髪型が登場。
チーム名はタイトル通り「湘南爆走族」
江口洋助は学校では長ラン。
今見ると特攻服と誤解する人もいそう……
というか長ラン→特攻服に変異して
いったのかも?
『湘爆』以降「族モノ」は1つのジャンルとなり、
お揃いの特攻服が定番のスタイルとなります。
(主人公は頭か特攻隊長がお約束)
『BAD BOYS』(88~)
チーム名は「極楽蝶」
『カメレオン』(90~)
チーム名は「OZ(オズ)」
『疾風伝説 特攻(ぶっこみ)の拓』(91~)
チーム名は「爆音小僧」
『特攻天女』(95~)
主人公の祥が所属する「夜桜会」も
高村率いる「鬼面党」も特攻服が制服。
70~80年代序盤はまだ普通のバイク好きで
通るスタイルなのに、次第に自己主張の激しい
衣装と髪型になっていきます。
(漫画だからではなく、リアルでも)
ネーミングや刺繍の文字のセンスとか
独特の文化ですよね、アレ……。
ヤンキーと暴走族は近いカテゴリのはずなのに
「番長グループ」は似て非なるものという
印象ですが、その辺の考察はまた後日。