今でもケンカばかりしてる漫画は多いですが、
族もの、ヤンキーものというジャンルではなく
普通の少女漫画やアニメでも
殴り合いのケンカシーンは珍しく
ありませんでした。
『あいつがHERO!』でもしょっちゅう竜が
殴りかかってますし、
『やじきた学園道中記』(82年連載開始)でも
メインキャラからゲストキャラまで、
カッとなって殴るシーンが多用されました。
『ときめきトゥナイト』1巻でも真壁くんが
朝からケンカして登校、
5人相手に勝ったという台詞があります。
アニメだと
『ダンクーガ』では忍が、『Zガンダム』でも
カミーユがよく人に殴りかかっていました。
(忍は殴られる方も多い)
『レイズナー』でもグラドス人とのハーフである
エイジを憎んでいたデヴィッドと
エイジが殴り合い、赤い血が流れる印象的な
エピソードがあります。(第7話)
そんな風潮だからこそ、アムロの有名な
「ぶったね、二度もぶった!親父にだって
ぶたれたことないのに!」が
いかにアムロが温室育ちかというのが
わかるセリフだったと思います。
リアルでも、拳骨やビンタは当たり前で
小学校~高校にかけては連日喰らったものです。
同じクラスの男子が騒いだとかサボったとかで、
クラス全員連帯責任ですよ。
今、教師に対して体罰に異様に厳しいのは
絶対にその頃の反動だと思っています。