第七話は戦争の悲劇が描かれます。
今回のメインは沙羅。
なお、今まで参謀Aだった
ビストールがこの回から
名前が付きます。
大雑把なあらすじは、アパラチア
山脈にある要塞救援の指令を受けた
獣戦機隊が駆けつけ、敵を蹴散らす。
しかし基地にいたのは少年兵
数人だけだった……。
冒頭で出撃の際に
忍「今日もバッチリ暴れようぜ」
雅人と軽口叩き合ってるのを
イゴール長官に怒鳴られる忍。
葉月博士が「負け戦とわかっていて
何故……」と、不穏な展開を
匂わせます。
それに対してイゴール長官が
「彼らは戦いに慣れてきている」
「彼らに知ってほしいのだ
何のために我々は戦っているのかを」
要塞を包囲していた敵を退却させたのに、
今度は獣戦機隊が要塞から攻撃を受けます。
「学校で習わなかった」
通信でのやり取りから沙羅は彼らが
士官学校のジュニアクラスだと推察。
ゲートが開いた一言が
沙羅「あんたたち、先輩を怒らせたら
どうなるかわかってるんだろうね!」
なのが実に体育会系な世界らしい……。
普段気の強い沙羅の優しい一面も
この回の見どころ。
少年兵たちは「大人たちは北部戦線に
行ったので、自分たちが基地を任された」と
説明しますが、そんなものは存在せず……。
置いてきぼりにされたことを知り、
動揺する少年兵たち。
獣戦機隊は彼らを脱出させようと
しますが、再び敵の攻撃が。
この回のゲストキャラ、少年兵の隊長・
ダンは一人残って要塞を死守しようとします。
沙羅の説得にも応じず、要塞は
ゾルバドス軍の攻撃の前に破壊され……。
なまじ責任感が強いばかりに
ダンが自分の命より命令を選んだこと、
前半で獣戦機隊の活躍により
ゾルバドス軍の幹部が戦死したため
デスガイヤー将軍が大軍を
率いて来る事態を招いたりと
何もかも皮肉な結果を生む流れ。
少年兵たちに要塞死守を命じた
大人たちは既に逃げてるのもやるせない。
6・7・8話で戦争の悲劇が描かれ、
獣戦機隊の「守るべきものは何か」
自覚を促すエピソードが続きます。
続きはまたそのうちに。
作画のことはあえて言うまい……。