昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

羽海野チカ『3月のライオン』その3

第16巻、本日発売です!!

記念に語ります。

どこまで書いたっけと
確認したら、すごく初期の
エピソードしか語って
なかった……。

詳細はボカしますが
ネタバレにはご注意ください。

ネタバレ:めっちゃほのぼの。

改めて大雑把なあらすじを
説明すると、

中学生からプロ棋士として
デビューした少年・桐山零
(現在高校生)の成長物語。

序盤から彼が孤児であり、
引き取られた先の家にも
馴染めない、

高校に行ってるが友達も
できない、

棋士としては勝っている
ものの、それも危うくて
精神的に疲れきってる状態。

そこから棋士や様々な人々との
出会いを経て、

今は精神的にも強くなり、
大切な人や居場所もできました。

本当に良かった……
そりゃ本人も周りの人も
感無量って言うよ……。

今回は零くんだけでなく、
宗谷名人の私生活も
描かれます。

あまり喋らない、淡々とした
人ですが京都弁は新鮮……!

お祖母さんと二人暮らし
なのは、以前会長が零くんに
話してましたが、
現在は同居人がいます。

(詳細は秘密)

時々耳が聞こえなくなることが
ある設定ですが、今巻では
ちゃんと聞こえてるようで
良かった。

土橋名人とは仲良しで
微笑ましい……。

零くんはクリスマスやら
お正月もリア充してます。

花本家恒例、お正月の
ジクソーパズル大会は
ご近所さんともパズルを
交換し合って、

蓋の裏に書かれたクリア
時間にライバル意識を
燃やすとか、家族仲だけでなく
ご近所さんとも仲良しだな!

しかしおやつのカロリーが
気になる……。

勿論、ちゃんと将棋シーンも
ありますよ!

島田さんの家で大事なブツを
遠慮なく消費する重田さん……。

島田「どの辺がとかは
細かく言えませんが
それはもう特別な一品ですよ」

やめてあげて!!(切実)
島田さんの残り少な貴重なアレを
守るために必要なものなの!!

二階堂くんも楽しそうで
何よりです。

あんなにギャグっぽく描写が
続いてたのに、二階堂くんの
ノローグで最後は泣いて
ページを閉じることに……。

読んでほっこりほのぼの
してください!

続きはまたそのうちに。

『機界戦隊ゼンカイジャー』その4(敵怪人○○ワルド)

24話「バカンスワルド」回では
主役側含む人類全てがバカンスに
夢中になり、危うく征服完了
されるところでした。

最大のチャンスなのに
敵側も一緒に遊んでしまい、
幹部のバラシタラに粛清→

主人公たちが正気に戻ると
いう流れ。

「もしかして分かり合えるかも……」
という希望を主人公サイドに
与えた回でもあります。

※ただし同じく香村さん脚本だった
仮面ライダーウィザード』では
淡い期待をしては打ち砕かれる
展開でした。油断せずに行こう。

28話「少年マンガワルド」回では
ゼンカイジャーたちが漫画に
されてしまうものの、変身も
攻撃もできる不思議!

(作風はコロコロっぽい)

ゾックスの意外な趣味も
明らかになったり、断末魔も
話題になりました。

「好きな漫画の最終回を
見届けたかったマンガ~~~!!」

(こんなに敵怪人に共感した
台詞はない……!!)

29話のテニスワルド回では
テニプリエースをねらえ!
パロディ全開。時々松岡修造風味。

「よくってよ」とお蝶夫人
口調で喋る怪人……。

連なったボールが縦ロール
っぽい髪型になってる
秀逸なデザインです。

ゾックス役の増子さんは
テニミュ』白石役と知った
上で観るとより楽しめます。

ゾックス「テニスは格闘技だ」

常識ですよね!!(テニヌ脳)

「俺の妙技に酔っちゃいなよ」
「勝ったモン勝ちだ」
「五感を奪う」
「まだまだだね」
「基本に忠実なパーフェクトテニス」

隙あらば聞き覚えのある
台詞をブッ込んできます。

特訓の画像も乾汁ならぬ
謎のフリント汁や
袴姿で居合やってたり……。

「コートでは誰でも一人きり~~~!!」

ダイテニスワルド(巨大化後)の
断末魔が『エースをねらえ!
OPと遊びまくった回でした。

それでいて衝撃のラストが
待っているという。

ルパパトのサモーン回も
そうでしたね(遠い目)

ジュラン「野球ならやったこと
あんだけどな」

チーターパイセン!

(浅沼さんはダイヤのA
倉持役)

「いつでもゼンゼン全力全開♪」の
OP歌詞に偽りなし!!

朝から愉快なテンションになろう!

続きはまたそのうちに。

『機界戦隊ゼンカイジャー』その3(敵怪人○○ワルド)

ほぼ毎週、安定のカオス回って
カーレンジャーじゃないん
だから……。

(昨日のテニヌ回を見ながら)

というわけで語ります。

念のため解説するとゼンカイジャーの
敵組織「トジテンド」は

様々な並行世界(~トピア)を
「トジルギア」に閉じ込めていて、

そのギアを怪人にあたる
「クダック」にセットすると
「○○ワルド」が誕生。

語尾にも○○をつけて
喋りますが、第二話の
キノコワルドは

「自分がキノコワルドだと
忘れないように」
という理由で

「~~キノコ」という
喋り方をしていました。

倒されるとその世界が
解放されます。

9話「カシワモチワルド」回の
元の世界、カシワモチトピア
とは一体……

視聴者からそうツッ込まれていたら
27話で解放後のカシワモチトピアに
行く機会がありました。

皆が頭にカシワモチの
被り物をしていて、

被ってないと変質者扱いで
悲鳴を上げられます。

(平安貴族の烏帽子
みたいなもの?)

15話「レトロワルド」回は
その名の通り世界中レトロに
なります。

昭和好きにはたまらん世界……。

ヤツデとステイシーが出会う際に
集団で踊ってた人々の元ネタ、
竹の子族」が分かった人は
どのくらいいるだろうか。

脚本の香村さんは『ルパパト』でも
昭和ネタを一話につき一回は
入れてたからお好きなのかも。

18話「レンアイワルド回」が
今のところ最大級のカオス。

皆が恋愛に夢中になってしまう
展開はともかく、

ジュランとガオーンは声だけ
聴くとBLのCDみたいな台詞の
掛け合いなのに、

赤と黄の着ぐるみどうしという
絵面がなんともシュール。

パフェ(食べ物)に
恋する介人も相当ですが

何よりジェットマンギアの
使い方がおかしい……!!

ジェットマンは敵味方含めて
三角関係でドロドロしてたとはいえ
いざ戦闘となると真面目にやってた
ので、

そういう効果のあるギアだと
思うじゃないですか!?

衝撃の最終回が再現されて、
ブラック役のレンアイワルドが
刺されるとか斜め上すぎるよ!!

そして肝心のテニヌ回まで
いかないという……
折角だから続きます。

劇場版『鬼滅の刃』無限列車編その2(雑談)

2期アニメには『無限列車編』も
組み込まれることが明らかに
なりました。

煉獄さんが無限列車に乗り込む
までのオリジナルエピソードも
入るとか。

……ワニ先生監修ですよね?

煉獄さんの「わっしょい!」が
本編で聞ければ細かいことは
言いませぬ……(遠い目)

あと柱との交流とかも。

劇場版は煉獄さんの最期
までなので、逃げ帰った
猗窩座が無惨様にボロクソに
罵られたり、

炭治郎が煉獄家を訪ねる
エピソードも入ってませんからね。

遊郭編序盤に入れ込むのも
おかしな構成になりますし。

原作だと無惨様にパワハラされる
猗窩座の哀れな姿に読者は
溜飲を下げるわけですが、

あえてそこを省くことで
観客はモヤモヤを抱えたま
→気になって仕方が
ない状態にしてるのかも。

それにしても煉獄さんは

快活で大声で喋る、食いしん坊で
マイペース、

あまり会話が通じないが
面倒見は良い。

という明るい印象が
強い人なのに

毒親に否定され続けている」が
それでも明るく振る舞っているという
「翳り」が付け足されます。

本来、上記の属性を持つキャラは
無神経な言動などをしがちですが

「翳り」を持つからこそ、繊細で
相手に優しく寄り添えるキャラに
なってるという……。

善逸もそうですが、真逆な属性が
一つ加わることで独特のキャラ
設定になるのは『鬼滅』の醍醐味。

台詞の使い方も素晴らしい。

煉獄「よもやよもやだ!」

「柱として不甲斐なし!
穴があったら入りたい!」

敵の術にかかって眠らされ
起きたら大変な状況だった場合、

自分の強さに自信がある人ほど
「オレとしたことが……!」と
悔しいものですが

自分の非を認めながらも
どこかカラッとした明るさが
ある、煉獄さんらしい名セリフです。

なんて男らしい……!!と
ここで惚れた私は昭和の女。

後に甘露寺さんも
「申し訳ありません」「穴があったら
入りたいです」と言ってるなと
思ったら師弟関係だったと判明。

煉獄さん、しょっちゅう
言ってるのか……?

続きはまたそのうちに。

梅ちゃんの声も判明!
二期も楽しみですね!!

劇場版『鬼滅の刃』無限列車編その1

遂に本日、地上波初放送!!

記念に語ります。

観る前の注意:

大泣きするのでタオルや
ティッシュ

失った水の分補給のため
お茶か水を用意しましょう。

念のため解説しておくと、
原作7~8巻に当たる
エピソードです。

炭治郎・善逸・伊之助に
届いた新たな指令は

乗客が次々に行方不明になる
「無限列車」に乗り、炎柱の
煉獄さんと一緒に鬼を倒すこと。

映画の前半一時間は
炭治郎がメイン。

人に夢を見せて眠らせる鬼、
下弦の壱・魘夢(えんむ)と
炭治郎の対決。

鬼狩りに気づかれないよう、
人間を利用して術を使います。

人間を手駒に使うタイプの
鬼は珍しい……。

夢の中で死んだ弟妹たちに
会った炭治郎が泣きながら

「ごめん ごめん!!」と
謝るシーンの花江さんの
熱演で既に泣いていた……。

原作で既に読んだから
観なくていいなんて勿体
なさすぎますよ!!!!

花江さんをはじめとして
キャストの皆さんの
熱演をぜひ観てほしい!!

冒頭での煉獄さんの
「うまい!うまい!」も

以前の特別編の劇場版予告での
(好物のさつまいもを食べての)
「わっしょい!」も含め、

(こういうニュアンスなんだ……)と
分かるのは本当に有難いですね。

平川さんの優しい声なのに
あの機関者トーマス魘夢の
絶妙な気持ち悪さよ……。

催眠の「眠れ」が必死さを
増していく台詞の変化や
断末魔も素晴らしい。

あとコミックスおまけで補完
されてた情報が、本編に組み
込まれてたりします。

小さなコマで済まされてた
シーンもものすごく派手に
演出されてますよ。

ところで炭治郎の無意識領域、
原作でも「なんという
美しさ」と言われてましたが
色がつくと本当にキレイ……。

ウユニ湖っぽくなったので
(同じ声繋がりの)『東京喰種』
OPを思い出しました。

無意識領域での善逸は暗闇の中、
でかいハサミ持って追いかけて
くるのがホラーっぽかったのに

アニメ版だとコミカルに
なってます。

そして残り一時間はひたすら
煉獄さんに惚れる時間。

下弦の壱を倒し、乗客二百人を
守り抜いた直後、上弦の参・
猗窩座が来襲……。

ああいう戦闘狂タイプが
石田彰さんとは意外でした。

煉獄さんを褒め称えながら
戦っていたのに、

夜明けが近くなってなりふり
構わなくなった時の落差がすごい。

折角だから続きます。

浦沢直樹『YAWARA!』その16

さやかさんの寝技に
押され気味の柔は
右腕を痛めてしまいます。

かつて父を投げ飛ばして
失踪のきっかけになった
巴投げを一度はためらった
ものの、

遂に巴投げ(有効)からの
一本背負いで勝利を
決める展開は超熱い!!

その間、テレシコワや
ジョディが柔と戦うことを
切望してるシーンも入って
勝負はより盛り上がります。

柔「ものすごく強かったです、
さやかさん……」

「でも、本当に楽しかった。
また試合してくださいね。」

最初の対決の結果が
(急いでたとはいえ)

柔「ホッ 終わった!!」
だったのを考えると
ものすごい進歩です。

試合後、柔は母から電話で
父が戻ってきたことを
聞きます。

また出て行ったけど

虎滋郎「パリで落ち着いたら、
住所を知らせる」

柔「よかったね、お母さん……
ホントによかった、
ホントに……」

一巻から引っ張ってた
問題が解決します。

その頃、誰もいない祝勝会の
パーティ会場で虚勢を張る
さやかさんに

風祭「さやかさん、あなたは
柔さんに認められたんだ。
本当に強い柔道家として……」

こういう時にはしっかり
決めてくれるから
風祭さんが好きなんだ……!

さやか「私は……あんな娘に
認められるまでもなく
強いのですから!!」

さやかさんの肩が
震えてるのに気づいて

風祭(さやかさんが……
泣いている……)

ドキドキが止まらなくなった
風祭さんが、泣いてるさやかさんに
キスするのは名場面の一つ。

そしていよいよバルセロナへ……!

ホテルの部屋が一つしか
取れなかったからと

編集長命令で松田さんの
相方のカメラマンは
鴨田さんに。

日本に残れと言われた
加賀邦子は父親に資金を
おねだりし……。

その頃さやかさんは風祭
さんとクルーズ中。

すっかり新婚気分ですが
風祭さんは(気の迷いだ……)と
まだ苦悩中。

バルセロナなんてどうでも
いいと言いながらも、

TVのニュースを見て
行きたくなるのが
さやかさんの可愛い
ところ。

本番が近付き、富士子さんは
ナーバスになっていました。

「三人で日本に
帰りましょ……」
なんて言いだす始末。

続きはまたそのうちに。

浦沢直樹『YAWARA!』その15

柔、富士子さんが復帰に向け
稽古を頑張ってる頃、

さやかさんも稽古に
明け暮れていました。

疲れ果て、膝の上に倒れ込んで
眠るさやかさんを見つめる
風祭さんの優しい表情と

無防備なさやかさんの
寝顔のシーン好きです。

風祭さんは変顔続きなので
たまの二枚目顔に貴重な効果が……。

あと花園くんは教職課程が
取れず留年していました。

学業、仕事、育児、富士子さんの
稽古の相手とか無茶なスケジュール
すぎる……

そして遂にバルセロナオリンピック
出場を賭けた体重別選手権が開催。

松田「本気の目だ!」

この言葉通り、一回戦から
柔はフルスロットル。

一年のブランクを感じさせません。

富士子さんは苦戦するものの
なんとか勝ちを拾っていきます。

柔道はじめたばかりの頃は
「怖い~~ひぃ~~~」と
いかつい相手に怯えてばかり
でしたが、

実績を積むと流石にそれで
引っ張れないので一皮剥けるために
「母親」キャラになったのかも。

そして柔・さやかの対決
直前、まだ富士子さんの
試合中に突然の

虎滋郎「ただいま。」

柔母「おかえりなさい。」

主人公抜きで長年に渡る
家庭問題が解決している……!

富士子さんは熱戦の末、
バルセロナ行きを決めます。

ついでに風祭さんも、
さやかさんが勝ったら
柔のもとへ走ると決意。

マリリン「なんかブツブツ
言ってる」

ナンダ「すごく顔色が悪い」

知り合いから見ても
不審人物……。

試合直前、他の会社の記者から
加賀邦子がさやかさんの秘密
特訓を覗いていたと聞いた
松田さん。

邦子「さやかさんと風祭さんが
エッチしてただけ」

その一言で答えに思い
当たりますが、時既に遅し。

メタ的に主人公側に知られちゃ
駄目だけど、読者にはあらかじめ
ほのめかしておく、という伏線は

「見たけど何かわかってない、
もしくはその重大性に気づいてない」
キャラの視点を使うことがお約束。

例:敵の危険な兵器を
通りすがりの子供が見る。

プロ意識皆無な彼女
だからこそ、寝技とすら
気付かないとという

エピソードが成立する
わけですね。

折角だから続きます。