『サンキューピッチ』
(24~)は無名ながら
粒揃いの選手で甲子園を
目指す公立校、
横浜霜葩(そうは)
高校を舞台にした
個性派球児たちの
野球マンガです。
(嘘は言ってない)
でもコレ、野球マンガを
ベースにしたクセの強い
奇人変人共の頭脳バトル
ですよね……!?
冒頭、夜に自主練する
球児の元に現れては
3球勝負を持ちかける
謎の「野球部狩り」男。
野球やマウンドに強い
思い入れがあるのは
明らかなのに、
何故通り魔じみたことを
するのか?
その話を聞いた
霜葩高校のキャプテン・
温和なメガネの小堀くん
(セカンド 3年)は
頭脳派キャッチャー、
広瀬くんと共に犯人
探しを開始。
・この学校にはまだ
現れていない→
正体がバレるのを
恐れて、自分の通う
学校でやらないのかも?
・帽子+パーカーの
フードを被ってマスクも
してるので
顔も髪型もわからないが
長身なのは確か。
いくつかの情報を
繋ぎ合わせて、
転校生で3年生の
桐山不折(ふせつ)
ではないかと推察。
ここの推理シーン、
二人が頭がいいのを
見せると同時に
すぐに連絡できる
友達が百人いる、
小堀くんのコミュ力の
髙さも描かれます。
一見、ちょっと可愛い
地味メガネくんなのに、
只者ではない……。
更に桐山くんが中学では
野球部だったと知り、
2人は彼に聞こえるように
今夜自主練すると
話します。
そして現れた野球部
狩りに「桐山くんでしょ?」
と問うと、観念して
素顔を見せます。
広瀬くんが3球勝負を
受けたところ、壮絶な
剛速球が……。
小堀
「150キロ!?160!?
もっと出てるかも!?」
これほどの球を投げられる
のに、何故野球をやめたのか
小堀くんが訊ねると
桐山「俺は1日
3球しか全力投球
できないんだ」
(目が点になる2人)
実は桐山くんは中学
時代に肘を大ケガして
それ以来イップスに
なっているのでした。
簡単なキャッチボール
くらいならできても、
全力投球は3球が
限度……。
それを聞いてもなお
小堀
「ウチの野球部に
入ってよ!!」
驚く桐山くんに
小堀くんが提案したのは
「ワンポイント
リリーフ!!」
続きます。