昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

井上まい『大丈夫倶楽部』その29(7巻感想2)

「アキラの友達」と
認識されて嬉しそうな
芦川さん。

そのまま一緒に
バレンタインフェアの
会場を歩きつつ
会話します。

ユキオ「実は
一人で心細かったから

芦川さんと会えて
ちょっとほっと
してます」

ユキオの笑顔に
キュンとしつつも
ふと疑問が浮かびます。

(すごい美形だから
バレンタイン絡みのことは
慣れてると思った)

芦川「……学校とか
職場で……よくもらったり
お返ししたりしてそう
だなあと」

ぶしつけな発言だったと
咄嗟に謝る芦川さんは、
宇宙生命体なのに常識が
身についている……。

ユキオ「学校かぁ
懐かしいなあ……」

この台詞からユキオの
子供時代の回想シーンに。

バレンタインに
女子からチョコを
差し出されますが

※お父さんが人に騙されて
借金こさえて貧乏暮らし。

子供ユキオ
「ウチお返しできないから
もらっちゃダメって
お父さんに言われてて……」

女子「……ううん!
お返しいらない!
だからもらって!」

後ろでひそひそ話しながら
見物してた男子たちが

ユキオがお腹鳴らした
のをきっかけに、
皆がチョコを出します。

男子「……俺のも
ちょっと分けてやる」

お返しもいらない
宣言がハモります。

芦川さんが台詞で
読者に状況解説。

芦川(いじわるして
やろうというより

切実に僕が守ら
なくてはが勝つ
みたいな……)

貧乏でお人好しで天然な
美青年が、カモにも

悪の道にも堕ちずに
何とかやってこれた
事情が明らかに。

最近は絵のモデルで
経済的な余裕が出て
きました。

ユキオ
「だから今 人に
贈り物を選んだり
買えるようになってさ

それがこんなに
幸せな時間だったなんて
知らなかった!」

(アキラについて)

「とても大切な
友だちなんです」

と、ユキオがいかに
いい子か描かれた上で

ユキオ
「晃良(アキラ)の
邪魔する人みんな

ぶっころしてやろうって
決心したことも
あった感じで」

ええええええええええ!?

すごいギャップのある
発言が飛び出します。

芦川「か……
敵わねえ……」

アキラの「特別仲良し」の
座を張り合おうとした
矢先の出来事でした。

やはり只者ではない……。

続きはまた後日。