186話は将棋話から
離れて、あかりさんの
エピソード。
三日月堂に新たな
常連さんが加わり
ました。
近所の元布団屋さん、
柳川さんがお店を畳むため
建物をリフォーム中で
それを担当する建築会社の
若い二代目が、大工さんたちの
おやつを買いに来て
いました。
(現場では一番
下っ端だから)
何にするか
迷っていると
あかり「よかったら
適当に見つくろって
届けましょうか?」
若社長「じゃあ
6千円で適当に……
14人っす」
あかり「サービスで
熱いお茶もつけますよ
ポットで!!」
季節は2月、お茶と
お菓子とおいなりさんの
配達は大歓迎されます。
「大将 お茶が
もらえるなら
ペットボトル代も
団子に回せるんじゃ
ねーのか?」
ベテラン職人さんに
言われて
「お茶つけてもらえるなら
おやつ代8千円まで
いけるっす」
様子を見に来た
柳川さんとの会話で
・柳川さんはあかりさん
祖父のこともよく知ってる。
・あかりさんは「柳川の
おじいちゃま」と
呼ぶ間柄。
と、読者に説明した後、
あかりさんは柳川さんに
ひとつお願いをします。
翌日、建設現場前で
お団子を売り始める
あかりさん。
(おやつを配達に来る
3時から1時間限定)
団子は一本100円ですが
あかり「お好きなタレに
じゃぽんっとたっぷり
漬けてくださいね」
→くるみだれ、ごまだれ、
白甘みそ、みたらしと
4種類の容器を用意。
お客は1本では済まず、
中にはお皿持って来る人も。
あかり「お団子ラスト
あと10本です」
「明日も3時から
タレを替えてお待ちして
ま~す」
柳川さん
「え? ちょっと待って
もう無くなるんですけど?」
「いったいいくら
かせいだの?」
若社長「こわっ
三日月堂の3代目
こわっっ!!」
「でもカッケー」と
感心してるので、
何気にフラグが立ったと
言えるかも……。
真面目な話、あかりさんの
結婚話とか出たらまた
あのクズ親父がぬけぬけ
現れる危険性があるので、
本人も関係者もガテン系な
あの若社長は婿として
ベストかもしれません。
(保護者目線)
ああいうクズは強そうな
男性には近寄らない
でしょうし。
続きはまた後日。