昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

九井諒子『ダンジョン飯』その18(14巻感想4)

現在ファリンは竜と
融合した姿で冷凍
状態。

元に戻すには竜の
部分を食べてしまう
必要があります。

というわけで竜部分を
解体、調理する際に

転移術の使い手である
カナリア隊のミスルン隊長に
力を貸して欲しいと
ライオスが頼みに行くと

フレキ「糸が切れた
みたいに動かなく
なっちまってよー」

パッタドルが詳しく
説明(意訳すると)

ミスルンはかつて
欲求の大半を悪魔に
喰われていて

唯一残った“悪魔を
打倒したい”という
欲望が叶ったために
抜け殻に……。

ライオスが諦めて
戻りかけると

カブルー「あなたが
彼と約束をしたんじゃ
ないですか」

カブルーを止めようとする
リシオンをシスヒスが
制して続けさせます。

カブルー「食われた
欲求は戻らなくとも

欲求が尽きることは
ないと思うんですよ」

(一部省略)

「はち切れるくらい
満腹でも翌日には
腹が鳴るように

生きてる限り欲求は
生まれ続けるもんです
厄介なことに」

わずかに反応を見せた
ミスルンに、ここぞと
ばかりに必死に励ます
カナリア隊メンバー。

フレキ「そーだよ
隊長 なんか新しい
趣味とかはじめたら?」

浮世離れしたエルフたちが
庶民的な発想してるのが
なんか可愛い。

「私達も手伝うからさ!」

にはほっこりしました。

カブルー「まずは
何か食べて 少し
休んだら

新しい欲求を探して
みませんか」

カブルーの手を借りて
再び立ち上がるミスルン。

エルフたちの呼びかけや
表情の一つ一つが
素晴らしいシーンです。

そしてミスルンの術で
ファリンから竜部分が
切り離され……

ライオス「おっ
おい 地面に叩き
つけられるぞ!!」

華麗なミスルンの姿の
後ろで、竜入りの氷塊を
必死の形相で支える

ライオスたちとの落差に
じわじわきます。

ミスルンの背景の
バラとか

イヅツミの何ともいえない
表情も読者の腹筋に
とどめを刺しにきてる……。

それにしても登場時は
(偉そうな口叩く割には
弱っちいし、嫌な奴だな!)

という印象を振りまいてた
カブルーですが

今となっては

お前がいてくれて
本当に助かった……!!

という場面が何度あった
ことか……。

続きはまた後日。