昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

井上まい『大丈夫倶楽部』その10(5巻感想1)

第5巻、発売中です!!

前巻のあらすじ:

ふとしたアクシデントで
頭を強打したもね。

もね「大丈夫倶楽部って……
なんすか?」

冒頭の第73話では

・病院の検査では
立派なたんこぶ以外は
心身に異常ナシ。

・ただし「自分が大丈夫に
なる活動」に対する熱意や
関心が失われている。

という説明やエピソードが
描かれます。

アイデンティティ崩壊の危機……!!

なんとか思い出して
もらおうと、「芦川さん」が
色々説明&実践しますが

かえって恥ずかしがらせて
しまったり、過去の自分の言動に
ドン引かせてしまったり……。

もね「もう一度同じように
(頭を)ぶつけたら
もしかしたら……!」

落ち込む「芦川さん」を
励まそうと、そんなことを
言い出します。

もねを追い詰めたことに
気付いて

芦川「僕の方こそ
すみませんでした……」

「今の花田さんが問題
なく過ごせているのなら

きっとそれで大丈夫
なんです」

一度はそう結論付けた
「芦川さん」でしたが

74話では毒舌女子高生・
翠ちゃんがそれを知って
もねをからかいます。

翠「部活を騙り
実態を隠して活動
している
大丈夫教だよって」

もね「え……
大丈夫狂……?」

ところがカン違いから
もねは大パニックに……。

もね(いたいけな女子高生
までも巻き込んで
狂わせるところ
だったって事!?)

確認しようと家族や
幼馴染、同僚にまで
尋ねますが

みんな「昔からそう
だった」の一言。

この辺り、アンジャッシュ
コントっぽくてじわじわ
きました。

※念のため解説。

元から食い違ってるのに
会話が成立してるため

カン違いがどんどん
シュールに拡大していく
タイプの会話劇。

もね「私がここまで広く
大丈夫狂いと認識されて
いたなんて!!」

もねのカン違いに気づいた
翠ちゃんですが

翠(まだ押せる)

と、その方向で更に
丸め込もうとします。

しかしあまりにもねが
何でも素直に受け入れる
ため

翠「まあ全部
嘘なんだけど」

「なんか……ごめんね」

訂正して謝るのでした……。

(後で「芦川さん」に
叱られる後日談がつきます)

続きます。