昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

水凪トリ『しあわせは食べて寝て待て』その5(4巻感想2)

29話冒頭では
唐さんが恐竜発掘や
化石を堪能しつつも

(町おこしの仕事なので)
地域にあるこけし工房など、
元からある産業も見学したいと
役場の人に頼みます。

こけし職人の人は
地元出身ではなく、
田舎暮らしに憧れて
旅していたら

役場でこけし作り修行の
募集を見て移住を決めたと
話します。

その頃、反橋さんと八つ頭
くんは再びファミレスで
出会い、距離を縮めていました。

5年間働いていないと
打ち明ける彼に

反橋さん「人生には
そういう時期も
ありますよね」

否定もせず
受け入れてくれる
反橋さん。

反橋さんの家庭の
事情も語られます。

元は一人暮らしだったが
父が亡くなって、弟
だけに母を任せるのが
心配で実家に戻ったこと。

しかし母のこだわり
(手作りの肉料理を
弟に作ってあげること)
を続けるのは

ベジタリアンに憧れる
彼女のアイデンティティ
曲げることでもありました。

反橋さん「笑われそうで
姉にはいえませんけどね」

八つ頭くん「あなたは
そういう暮らしを
したいんでしょう?」

「幸せな暮らしを
築くのは 

なにも結婚した人だけの
特権ではないと
思いますよ」

その言葉に救われる
反橋さん。

ファミレスでは楽しげな
八つ頭くんでしたが、

家に戻れば息をひそめて
聞えよがしの親の愚痴に
耐える日々……。

一方、さとこの体に良い
手作り弁当をきっかけに
唐さんが福島行きで考えた
ことを話します。

唐さん「普通
住む場所って
仕事で決めるでしょ」

「けど本来住まいって
いうのは 自分の体に
会った土地に構えるのが

正しいんじゃないかと
思えてきてさ」

唐さんはさとこも
福島に移住して
みたらと提案。

考えてもみなかったとは
いえ、満更でもない
反応のさとこ。

30話でも福島について
図書館の本やネットで
熱心に調べます。

ふと同じ団地に住む
イラストレーターの
高麗さんを見かけて
話しかけると

ご近所トラブルに
悩んでいる様子。

一方、反橋さんも
会社の飲み会で
「余りもの」同士で
くっつけられそうになり

反橋(私はこことも
相性が悪い)

と、しみじみ
感じていました。

続きはまたそのうちに。