昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

大西巷一『星天のオルド タルク帝国後宮秘史』その3(1巻感想3)

アルが皇帝に選ばれたのは
後ろ盾がなく、女好きの
彼なら種馬に丁度いいと
思う大宰相一族の思惑から。

母親が「大罪人」って
何があったんだろう……?

本作ではタルク帝国を
はじめ、全てが架空の
地名。

しかし明らかに元ネタが
はっきりしていて

様々な文化、人種が
個性になってるキャラと
一戦交えることで
生まれる絆……

これは一種の
ガンダムファイトかも
しれない(錯乱)

カタリアナは情熱的で
昼寝が好きなフラメンコ
ダンサー。

翻弄されていく様子の
背景が闘牛なのは
お約束の演出です。

優れた踊り手だったのに
後宮に入れられ、情熱を
持て余し……という虚しい
現状が回想で語られつつ

その情熱をアルが受け止め
至福へと導きます。

しかしあくまで目的は
女たちの《氣》をユエリーに
射精を通じて与え、
失った陽茎を再生すること。

この設定だと「女たちが
皇子を産んでしまえば

種馬も母体も用済みに
なって始末される」
危険も回避できます。

次なる刺客は黒い肌の
美しき暗殺者、ムババ。

戦闘民族の女戦士ですが
美貌のために後宮へ上がる
ことに。

本人は納得しておらず、
「怖がらせろ」と命じられた
こともあってアルに暗殺術を
見せつけます。

金的蹴り上げシーンが
3p連続するのは
男性読者にダメージ
来ない?(他人事)

夜伽をかけて決闘する
ことになるアルと
ムババ。

アルは氣の流れを読めば
動きを予測できると
攻撃を全て避けます。

ユエリー「あんなに
激しく動いても
《勃起》したままなんて

アル様無駄にすごいです!」

ユエリーのツッコミは
本作に必要不可欠……。

敗れたムババは観念しますが
男を、性を知らないから
そんなに怖がるんだと
諭されて

ムババ「強くなるためなら
どんな激痛でも耐えて
みせます!」

スポ根の特訓を頼むような
台詞でM字開脚……。

結果、ムババとその侍女たちは
アルの強力な味方となり、
監視役を追い払ってしまうの
でした。

次回予告にはロシアっぽい
国の美女が登場。

続きが楽しみです!

フラメンコ、黒い肌、
ロシア関連……これは
バトルフィーバーJ』!?