昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

山口つばさ『ブルーピリオド』その10(13巻感想)

第13巻、本日発売です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

前巻のお話:

2年生に進級した八虎だが、
モチベーション低下中。

そんな折「ノーマークス」
というアート集団と関わりが
できる。

藝大や課題からも遠ざかり、
代表の女性、キリオに
惹かれていく八虎だが……。

ネタバレ:放蕩息子の帰還。

いや……どう見てもその女
ヤバいだろって思ってたので
無事に戻ってきて何より。
(親目線)

前巻ラストは同じ大学の先輩、
久山さんがノーマークスからの
離脱を告げるシーンでした。

13巻冒頭ではその理由が
説明されます。

どこにでもあるような
出来事でしたが

八虎は自分が拒絶された
ようなショックを受けます。

キツイこと言ってるのは
傍らの鷹田さんなのに、
キリオがてんとう虫を見せる
ために

指先が八虎を向いてるという
演出がすごくうぁ……って
心にくる。

こういう演出ホントに巧い……。

久々に学校に来た八虎が
ノーマークスに世話になって
いると聞いて、

強烈に反応する助手の
夢崎さん&櫻井さん。

夢崎「あそこはマジで
やめとけマジで!」

櫻井「宗教ですよ!」

そう言われながらも
キリオに呼び出されると
嬉しい八虎。

(机の上に乗るキリオに)

八虎「行儀わる!!」

育ちが良くないと出ない
台詞ですよね。

キリオは資金繰りが苦しく
なったのでノーマークスは
解散、アトリエも解体
されると告げます。

キリオ「ただ美術が
やりたいだけなのにね」

何の権威もコネもない
マチュア集団の「アート」が
金になるわけはありませんが

考えさせられる話でも
あります。

八虎(俺 何を
信じたらいいんだ?)

自宅に戻った八虎は
課題「罪悪感」に
悩みつつ取り組みます。

しかしノーマークスとの
関わりは無駄ではなく、
いつもとは違うタイプの
作品として昇華されます。

1人では作れないので
他学科の仲間の
力を借りるのがいい。

詳細は言いませんが
教授たちの評価を待つ間

こっちがめちゃくちゃ
緊張した……!!!

犬飼先生、相変わらず容赦ないし!

折角だから続きます。