直球なタイトルですがどうも
そんな印象を受けます。
昭和の主人公は
スペック低目で周囲から
バカにされたり軽く見られがち。
今更説明不要な
「ひ弱なダメ人間」の
代名詞みたいな小学生。
何の取り柄もないドジっ子の
平凡な少女、しかし演劇に
関しては天才。
『リングにかけろ』
高嶺竜児
当初は泣き虫のいじめられっ子
でしたが、次第にボクシングの
才能に目覚めていきます。
「何一ついいところがない、
こんな子生むんじゃなかった」
と母親に嘆かれる始末。
『タッチ』
上杉達也
和也とは同じ顔なのに
扱いの差がひどい。
よくグレなかったもんです。
『はじめの一歩』
幕之内一歩
元はいじめられっ子でしたが
ボクシングと出会い……。
評価は「全然ダメ」から
「平凡」まで幅はあります。
何か飛び抜けた才能の
持ち主でも扱いは同じ。
『コータローまかりとおる!』
新堂功太郎
この三者の場合は普段の行いに
問題がありすぎるのも原因です。
無論、物語的に
「普段馬鹿にされてる
奴が実は……!」という
ギャップは強烈な方が
いいに決まってますから
ある程度は演出でしょう。
しかし平成以降になると
意外と成績はいいとか
本人が思ってる以上に
人気者だったりと
周囲の評価が高くなります。
(髪の色で不良扱いされる
反発から)勉強はちゃんと
してて成績優秀。
『呪術廻戦』
虎杖悠仁
弱小オカルト部の幽霊部員
なのに、常人離れした身体
能力で学校の有名人って
なんかすごい設定だ……。
スペックが高くなった反面、
自己評価が低い子も増えました。
『ブルーピリオド』
矢口八虎
成績優秀、友達も多い
いわゆる「陽キャ」
一見自信満々そうなのに
八虎(好きなものを
好きっていうのって
怖いんだな……)
本音を言うのが怖いという……。
今時の子は経済的にも
容姿や成績なども恵まれた
子が多いので
主人公が抱える悩みも
それを反映して、
貧乏とかダメ人間でなく
メンタル部分になるのか
なぁ……。
続きます。