剣崎、ランドルとお坊ちゃんキャラが
出たので語りたくなりました。
70年代前後はまだ日本が全体的に
貧しかったせいか、主人公も
貧乏な生まれが多く、
その対極のキャラとして
お坊ちゃん属性持ちも
多数いました。
有名どころでは
花形財閥の御曹司。
小学校時代からスポーツカーを
乗り回してました。
ひさしみたいな前髪が特徴。
『リングにかけろ』(77~)剣崎順
剣崎財閥の御曹司。
複数のプロが所属するボクシングジム、
「ケンザキ・コンコルド・クラブ」は
当時小学生だった剣崎のために
作られました。
両方とも主人公とスポーツで競う
ライバルでお坊ちゃん。
主人公の姉と結婚するという共通点が
あります。
『うる星やつら』(78~)面倒終太郎
面堂財閥の御曹司。
ハリアーで登校したり、私設軍隊持ち
だったりと、金持ちっぷりがギャグの領域。
主人公のあたるとは、ラムやしのぶを
巡る恋愛関係のライバル。
中川コンツェルンの御曹司。
警察官(巡査)兼、関連
グループ企業の社長。
ライバルキャラではなく、両さんとは
良き先輩後輩です。
80年代に入ると、日本全体が
豊かになってきたためか
主人公とライバルの設定に
貧富の差が強調されなくなります。
地元の名士の息子。今思うと皆から
「さん」付けで呼ばれる小学生って……。
しかし翼本人もお坊ちゃんと呼んでいい育ち。
(お父さんは外国船の船長)
日向小次郎のほうが貧乏・
ハングリーキャラと主人公っぽい。
『ミスター味っ子』(86~)堺一馬
料理のための資金には糸目をつけない
タイプでしたが「お坊ちゃん」
を前面に出したキャラではありません。
原作では資産家の子と後に判明。
あまりにもバックボーンが出ないので
アニメでは独自設定が作られたほど。
もしも『はじめの一歩』(89~)が
70年代作品だったら、宮田くんは
財閥の御曹司だったかもしれませんね。
(意外と鷹村さんがお坊ちゃんだったりする)