昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

森薫『乙嫁語り』その4(14巻感想)

第14巻、本日発売です!!

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

念のため解説すると

19世紀末頃の中央アジア
舞台にした、乙嫁=若い嫁の
物語。

主役の乙嫁は描かれる
地域と話ごとに変わります。

ネタバレ:アゼル兄さんに
嫁が来た!!

表紙にいる新キャラが
今回の乙嫁、ジャハン・ビケ。

今巻の話を大雑把に
まとめると、

アゼルがどういう経緯で
嫁を得たかという話。

ロシア帝国が南下をはじめ、
それに危機感を抱いた
人々は団結しようと
婚姻による同盟を提案。

なんてタイムリーな
話題なんだ……。

族長「草原の女は
弱い男を相手にしない!

娘聟にふさわしいか
どうかもここで
証明してもらう!」

というわけで
アゼルは婚約者候補の
娘たちと、馬競べで勝負を
することに……。

アゼルは一族の長だった
亡き父親が采配を誤ったばかりに

同年代のいとこのバイマト、
ジョルクと若い男三人で
爺さんの親族多数を養うと
いうハンデを負っています。

有力な部族から嫁が
来てくれれば、こんなに
有難いことはありません。

(頑張れ……!!)と
後方親戚面で読み進めると
会議で早々にやらかす
アゼル。

こういう「普段特に
仲良くないけど必要が
あって集まった会議」では

絶対に余計な文句を
言い出す奴がいます。

アゼル「なら なぜ来た?」

「話す気がないなら
来なければいい」

正論だけど、最年少で
勢力も最小の若造が
そんな発言したら
場が荒れるでしょうよ……!

バイマトのフォローもあって
なんとか話を穏便に続け
られますが

アゼル「……悪いが
氏族の違う者たちと
血縁は結べない」

……幸いにもロシアの脅威の
方が上回り、アゼルは
「勝てば」かなりの好条件が
約束されます。

勝負のルールは

谷間の木に刺さってる
赤い布のついた矢を
先に取って戻ってくること。

だだっ広い草原といっても
足もとには岩や雪もあり
弓や剣も使用OKです。

単純に馬の足が速ければ
勝てる勝負じゃありません。

更に彼女たちのリーダー格の
「姉様」は、矢を奪って
ルールを変更を宣言
するのでした……。

続きます。