昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

トマトスープ『天幕のジャードゥーガル』その2(1巻感想続き)

シラの話でシタラが
わかったことは

・略奪した現場の指揮官は
モンゴルの第四皇子=
末子のトルイ。

・トルイは后への土産として
頼まれた本を奪っていった。

シラはモンゴル人ではないので
最前線の最前列に出される
いわば盾代わりの兵士。

そんな弱い立場を抜け出す
ために通訳をかって出たのですが
流石に古代の文献の解説は
無理なので

学者の家の娘と認識している
シタラを探していたのでした。

シタラ(そんなことのために
奥様は……!)

モンゴルの王族に仕えられると
聞いても、怒りが収まらない
シタラ。

シラの陽気な説得を受けながら
ムハンマドの言葉を思い出し、
気持ちを切り替えます。

笑顔を見せながらも
腹の底は見せないという
処世術が既に……。

シラは助け合える仲間を
求めていて、シタラも
彼に協力することに。

シラのアドバイスに従い、
奴隷っぽい名前から
名家のお嬢様風に
ファーティマと改名します。

(以降ファーティマで記述します)

ファーティマとしてトルイの
后ソルコクタニに仕える
ことになりますが

奪った「原論」に興味が
失せれば取り戻せるのではと

「役に立たない本」と
最初にわざと貶めます。

しかしソルコクタニの
返答は

「だけど私たちにとっては
始まりの本よ」

「世界は草原よりも広いわ」

ファーティマ奥様と同じことを
言う彼女に抱いた気持ちは……

ファーティマ(どうして
この人はこんなに……
こんなに腹立たしいんだろう)

善意と知的好奇心に溢れた
彼女に好意を抱いてしまったら
全て奪われて殺された自分たちは……。

ファーティマは憎しみの火を
絶やさないことを誓うのでした。

予告でソルコクタニが密かに
ファーティマに頼んだことは……。

続きが楽しみです!!

浴場(ハマム)繋がりで
乙嫁語り読み返したら

情緒がぐちゃぐちゃになった
ので、続けて読むのはおススメ
しません。

女主人への想いの差が辛い……。

ほぼ同時期、モンゴルに滅ぼされた
西夏王国の女兵士が主人公の
伊藤悠シュトヘル
面白いですよ。