ここしばらく、白銀聖闘士に
ついて語ってきましたが
原作を改めて読み返すと、
それぞれキャラが立つよう
ちゃんと描かれてるんですよね。
解説が長くなるので
ミスティ・魔鈴・バベル・
モーゼス・アステリオンの
「青銅聖闘士抹殺」チームは
ミスティチーム。
ジャミアン、シャイナ、
アルゴル、カペラ、ダンテの
「グラードコロッセオ破壊及び
城戸沙織誘拐」チームは
ジャミアンチーム。
ディオ、シリウス、アルゲティの
「アイオリア監視チーム」は
ディオチームと書きます。
1:単独での個性による区別。
ミスティが女顏ナルシストとか
各チームに一人は巨躯がいるとか
体型や顔、髪型、武器など
各自、読者の印象に残る
ようなフックが与えられて
います。
2:グループごとの関係性の違い。
ミスティチームは良くも悪くも
互いの距離が近い感じ。
ミスティが8つの流星=富士の
地底から脱出する青銅聖闘士に
気づかなかったことに
バベル「口ほどにも
ないやつよ!」
ミスティはミスティで
「中途半端な強さほど
醜いものはない」
「本当の強さとは敵の
攻撃など一度もくわずに
倒すことをいうのだ」
体中傷だらけのモーゼスに
何か含むところがありそうな
台詞が。
(星矢に対して言ってますが)
バベルがミスティを心配して
様子見に戻って来たり。
対してジャミアンチームは
目の前で仲間が倒されても
「オレには関係ない」と
ドライなもの。
ディオチームはやけに
「ミスティたちの仇」に
拘ってましたが、あまり
仲良さそうには見えない……。
結局のところ、白銀聖闘士の
影の薄さの最大の原因は
体格差や傷・髪型などの
個性が(おそらくは超合金化の
都合で)消されている。
上半身裸のモーゼスが
皆と同じようにアンダー着てたり
ジャミアンに髪があったり。
チームごとの関係性なども
アニメでは登場シーンが
バラバラになった上に、
キャラの性格も変わってるため
原作ファンすら記憶が混ざって
曖昧に……。
というわけでアニメや
オモチャのせいというのも
大きな原因のようです。
色んな意味で不憫ですよね……。
続きはまたそのうちに。