昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

松井優征『逃げ上手の若君』その12(7巻感想続き)

有能な敵が出てきたら
一刻も早くその場から
離れようと考えるものですが

以前、瘴奸を倒した際に
その名を聞いていた時行は
あえて接触しようとします。

正成「ツルっパゲで
濁った眼をした
腐れ外道の将監殿か!」

「殺されて当然の
大悪党でござったが」

なんでそんな物騒な奴
逃がしたんですか……?

敵だと言ったも同然なのに
正成は興味を示し、屋敷に
招いてくれます。

目玉おじさんこと貞宗
弓の腕や礼儀作法もそうですが

「敵味方を超えた師弟関係」って
いいよね……

正成の息子・多門丸も
ちょっとだけ登場。
史実を知ってると
(自粛)

楠木親子の会話から、
足利尊氏が少数の供回りで
行動する予定を知る→

足利尊氏を討つ絶好の
機会と判断します。

かつての主君の嫡男と
相まみえた尊氏の反応は……。

(あえて詳細は言いませんが)

そんなことある!?

あの温厚な時行から
「無礼者」の言葉が……。

尊氏のことを「善意の
シックス」という表現が
ありますが
余計にタチが悪いわ……!

圧倒的な強さと禍々しさに
絶望しながらも
助けに入った吹雪を
庇う時行がいい。

そして帝の暗殺計画は
あっさり失敗。

逃亡を促す泰家を
拒む西園寺公宗

独特なキャラデザの
人ですが、最後は
誇りを見せます。

それに敬意を表してから
去る泰家、名シーンです。

信濃に逃げ戻った泰家と
時行たちは、いよいよ
兵を挙げます。

最大の障害となるのは
信濃守護・小笠原貞宗
あり、鬼札の瘴奸。

時行は吹雪から第二の
技を習得したり、正成から
貰った書を読み解いて
みたりと準備を進めます。

正成の書の愚痴はともかく、
今までの経験で得たことの
中に

目的達成のヒントが
あるというのは
物語の王道なのに

時行「変態の
思い出ばっか!!」

一回ギャグにしておいてから
ちゃんと気づきます。

その頃瘴奸は、改心した
悪党ならではの死亡フラグ
立てていた……。

覚醒後の極悪麻呂は
どう出る?

佐々木道誉が朝廷の倉で
見つけた、使わせてみたい
面白いものとは……?

続きも楽しみです!!

ところで新田義貞はその
キャラでいいのか……?