昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『悪魔の花嫁』ヴィーナスの心情の変化

デイモスが美奈子の骸を
持って来るのを黄泉の国で
「待つ」役割のヴィーナスですが

長い連載の間で、彼女の
心情も変化します。
今回はその話を。

(本体は牢獄から動けず、
化身である白い蝶や幻が
人間界に現れます。

序盤は実に強気。

1巻:美奈子の額に
刃を突きたてる。

怒るデイモスに対して

ヴィーナス「この腐り果てた
体よりましだわ」

美奈子の死体を引きずって
戻ってこいと勝ち誇りますが

能面の裏に貼られたお札が
刃を止めていました。

(「能面の祈り」)

3巻:死神に美奈子を
連れてくるよう頼む。

(「死神の誘い」)

4巻:いたずらで女神時代の
自分に美奈子を乗り移らせる。

(「爪紅の神話」)

心に余裕があった頃……
(遠い目)

5巻:顔が醜くなった女性に
美奈子を殺すようそそのかす。

その後も醜い女、不幸な
身の上の女にはシンパシーを
感じて助けたりします。

6巻:回想シーンでこのままでも
いいと弱気な発言してデイモスに
怒られる。

(「叛逆の園」)

7巻:人形のお初が、人間の恋人と
心中に成功したのを称賛。

(「人形心中」)

(デイモス! 決して
あなたを美奈子などに
渡しはしない!)

しかし別の回で弱気も見せます。

(あなたを信じて
待ってます……)

(「雪おこし」)

8巻:顔にやけどを負った
女を助けようとするが……。

女は男を繋ぎとめるために
わざとやったのだと知って
ショックを受けます。

(「白い蝶の哀歌」)

9巻:デイモスに媚薬と
偽って毒薬を渡すよう
提案されるが、拒否する。

(「オリンピアの媚薬」)

11巻:不幸な身の上の女が
幸せになるのを邪魔する。

(「愛の化石」)

本当に気の毒な話すぎて
つらい……。

16巻:美奈子に化けて
デイモスに白い蝶の入った
箱を焼くように言う。

(「恋の重荷」)

デイモスは拒否しますが
愛する人を試した自分を
嫌悪し、落ち込みます。

17巻:「信じて待ってます……」と
すっかりか弱く大人しくなる。

(「真夜中の霊歌」)

結論:デイモスが約束果たさずに
ぐずぐずしてるから悪い!!

続きはまたそのうちに。