昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

(原作)池田悦子(漫画)あしべゆうほ『悪魔の花嫁』その12 クズ男が多すぎる。その2

15巻「あの人を待ちながら」に
登場するゲストキャラも相当な
クズ野郎でした。

簡単に言うと

結婚詐欺師が金をだまし取った
女を、また利用できると
気付いて更に搾ろうとして
殺害される話。

作中クズ男一位に認定
しなかったのは、報いを
ちゃんと受けてるから。

あと詐欺師でも人は
殺してないので。

大雑把に解説すると

冒頭、美奈子は宿泊先の
ホテルで、人待ち顔でテラスに
たたずむ女性を見かける。

年配の従業員の話で
(回想シーン開始)

女性はホテルのオーナーで
自分のミスで婚約者を死なせて
しまい(遺体は未発見)

それ以来、彼の帰りをずっと
待っているという……。

そんな切ない話をファストフード
店で友達に話してる最中、
デイモス(人間態)が
割り込んできます。

デイモス「その感動に
値段をつけたらいくらだ?」

※当時、高原の空気の缶詰なんて
出てたのを引き合いに出してる。

女性店員がドリンクを
持ってきた際に
「私ならとりあえず百万」

デイモスと意味ありげに
見つめ合う若い店員。

彼女はその後、件のホテルへ
行き、ひと騒動起こした後に
オーナーを強請ります。

実は男は結婚詐欺師で、
金を取られて逃げられた
のを認めたくなくて

「死んだ恋人を待つ女」という
美談を作っていたのでした。

彼女はその詐欺師の
恋人だと明かして

「私の沈黙に百万!」

オーナーが金を払ったので
調子に乗って今度は
詐欺師本人が登場。

自分がホテルに現れたら
あんたの面目は丸潰れだと
更なる大金を電話で要求します。

そりゃ額に一発
風穴開けられる。

オーナー「幽霊を
撃ったのよ あれは幽霊」

(傍らで同意してるのは
美奈子に説明した年配の従業員

=絶対に事件として発覚
しないことを暗示)

「私はもう待たなくていい……」

過去にケリをつけた
オーナーとは対照的に
今度は詐欺師の彼女の方が
待ち続けることに……というオチ。

猟銃を所持してる、山の中の
ホテルオーナーなんか本気で
怒らせたらそうなるよなぁ……。

というか本作、猟銃持ちの
女性が多いな……。

続きはまたそのうちに。