昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

井上まい『大丈夫倶楽部』その7(4巻感想2)

56話では自宅でまったり
してるもねが突然

「町にゾンビが溢れ
返ったら……?」
なんて妄想を発動。

包丁や掃除用ワイパーを
手に持って、真面目に
シミュレーションしてみたりと

一見バカバカしいお遊びですが
防災リュックを作ろうとか
避難ルートを確認しておこうとか

そんな流れになったので
無駄な時間も大事なのかも。

妄想の中でゾンビと戦う
仲間が欲しいなーと
玄郎さんのことを考える
もね。

もね「ゲンローさん
一人いたらもう
何もかも大丈夫」

それは同意!!!
(ゲンローさん推し)

外に出るよりは籠城の方が
いいのは確かだ!と
ドアを確認すると

もね「え 嘘 玄関の
カギ開いてる」

以下、コレは見事なオチ……。

57話では「芦川さん」が
ハンモックを買ったと連絡、
もねが家に来ます。

実は本物の芦川探偵の
事務所にもハンモックがあり、
彼はハンモックだけを持って
失踪していました。

それを思い出して
もねに尋ねます。

芦川「もしも一つだけ
永久に家を出て行く時に
持って出るなら 
何を持って行きますか?」

もねの答えは「布団」

“それがあれば
大丈夫でいられる物
ってことで……”という
定義は正しい。

もねとの会話中にふと
ある人物を思い出す
「芦川さん」。

58話は「芦川さん」の
過去話です。
(本編より2年前)

芦川探偵の紹介で
知り合いの書道教室に
通い、人間社会の
常識を学んだ後

様々な町を転々としていた
「芦川さん」はある日
浜辺で座り込む少女を発見。

彼女には「芦川さん」の
本体が見えていました。

思わず自分の正体を
打ち明ける芦川さん。

彼女と話して人間の複雑な
感情を知り、ふと……

「私なりにやって来たけど……
ここいらが私の限界かも
しれない」

生を諦めかけた「芦川さん」に
声を掛けたのは……

もね「いま大丈夫じゃない
感じですか?」

ここから第二話の出会い
シーンに続くんですね。

「芦川さん」は自分の本体が
そのまま見える人は

「……多分そういう方を
向いている人からは
安定物質が出ないから……
だったりするのかもな……」

そんなことを考えるのでした。

続きはまた後日。