昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

野田サトル『ゴールデンカムイ』その20(30巻感想続き)

最終巻は7月19日発売です!!

その前に30巻の感想の続きを。

谷垣がすごいタイミングで
再合流を果たしますが

今度はソフィアとお別れ……。

彼女は革命家になるには
優しすぎたのでしょうね。

谷垣の背後で泣き叫ぶ
アシリパさんと

月島さんの背後で脳汁
出してる鶴見中尉を
同じ構図で描く作者の

茶目っ気というか
狂気というか、こう……。

その頃、尾形は森の中で
状況を高みの見物中。

尾形(この一発は
何を撃つ一発か……)

そして尾形を狙う
ロシア頭巾ちゃんこと
ヴァシリとの静かなる
心理戦。

ヴァシリはアシリパ
事情にも、今の状況にも
関わりも興味もないのに

彼の尾形への執着が
アシリパを守ることに
大きく貢献しているという……。

アシリパ・杉元・白石・
谷垣・土方・牛山一行は

五稜郭からの脱出に成功し、
助かったと思ったら
また一難……。

ゾンビから逃げ込んだ先に
またゾンビみたいな展開。

鶴見中尉の容赦ない言動も
ゾンビっぽさあります。

撃たれた谷垣が列車から
転げ落ちる前に、アシリパさんの
ためにドアを閉める心遣い……。

作者のお気に入りが
こんなにあっさり
退場するはずはない!!

みんなそこは確信してたはず。

牛山さんがカッコ良くて
また惚れる。

「この牛山辰馬を
神話に加えなよ

百年後のアイヌにだって
大ウケするぜ」

紙の単行本では帯の
コメントは藤岡弘、
さんですが
まさか実写版は……?

302話のサブタイトル
「車内暴力」がツボでした。

杉元・土方さんが
一緒に戦うと頼もしさが
ハンパない……。

冒頭でウイルクに武士道に
ついて説明してたのが、
ここで効いてきます。

杉元「父親譲りの
おせっかいな性格でね」

土方「いや……武士道だよ
杉元佐一」

最大級の褒め言葉ですよね。

追ってきた月島さん・
鯉登少尉、尾形まで
列車に乗り込みます。

(先頭の運転手二人に
銃を突きつけて)

尾形「ご降車くださ~~~い」

案外変なユーモアセンス
あるよねコイツ……。

役者が揃ったところで
最終巻へ!!

(全員揃ったとは言ってない)

※最終巻は干し柿
用意してから読んでね!!