昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『銀河英雄伝説列伝1 晴れあがる銀河』

銀河英雄伝説列伝 
晴れあがる銀河』
(20)は別作家たちが
銀河英雄伝説』の設定で
描いたアンソロジー

6話収録で、それぞれ
一話完結の短編です。

ちなみに帝国側3話、
同盟側3話と半々です。

ネタバレしないよう
大雑把に語ります。

竜神滝の皇帝陛下」
小川一水作。

「ドラッハ・ヴァッサー
ヘル」とルビ振ってあります。
ドイツ語カッコいい……。

ラインハルトが新婚旅行先で
釣りをする話。

およそ釣りとは無縁の
性格のはずが何故……?
と思った方はぜひ読んで
みてください。

ヒルダが妊娠中なので)

エミール相手にお父さんっぽく
振る舞ってみるラインハルト
(空回り気味)とか

ラインハルト「ミュラーなら
仕方がない」

とか、色々ほっこりする
お話です。

キルヒアイスも一緒にいて
くれたら……と詮無いことを
考えて涙腺が緩んだ……。

士官学校生の恋」
石持浅海作。

士官学校時代のヤンが
キャゼルヌに同級生の
恋バナをしたら

それを伝え聞いた婚約者の
オルタンスが意外な
反応を……という話。

キャゼルヌ夫人は「白魔女」と
原作でも言われてますから
女探偵もアリですよね……。

「ティエリー・ボナール
最後の戦い」:小前亮作。

ボナールさんはオリジナル
キャラで

同僚は原作で有能と名高い
ウランフさん(若い頃)

チョイスがシブい……!!

「レナーテは語る」
太田忠司作。

「何故オーベルシュタインが
犬を飼う気になったか?」と
いう原作最大級の謎に迫ります。

オベさんは本当に
義理堅い……。

あの犬が幸せそうで
何よりです。

「星たちの舞台」
高島雄哉作。

士官学校時代、ヤンが
頼まれてある舞台に上がり、
女装する話(本当)

アッテンが美味しいところを
持っていった……!

「晴れあがる銀河」
藤井大洋作。

表題作が一番オリジナル色が
強いという……。

ゴールデンバウム王朝
初期には確かにこんな
エピソードありそうです。

こういう本が出るのも
本編の登場人物が皆
魅力的だから。

次はファーレンハイトさんとか
シェーンコップさんとか
双璧とかポプランもぜひ……!

英伝はいいぞ!!(魂の叫び)