昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

(原作)池田悦子(絵)あしべゆうほ『悪魔の花嫁』その5 デイモスの魅力2

3:デイモスにも
予想外のことが起きる。

目をつけた人間を確実に
破滅に導くデイモスですが
たまに思わぬ事態が……。

万能じゃないからこそ
人間くさくていいのかも。

・重要な証拠を持って来たら
犯人の無罪が証明された。
(2巻「悪魔より愛をこめて」)

「コイツが真犯人なら
花嫁になることを承知する」
という賭けは美奈子の勝ち。

そりゃ感謝の投げキス
くらい送る。

・獲物が菩薩に守られる。
(5巻「命の終章」)

元気な他人を妬む
不治の病の少女に呪いの
アイテムを与えるデイモス。

しかし彼女に救いの手が……。

傑作の一つです。

・天使に頼まれ、ある男が
事故を避けられるように
協力したら、天使に殺された。
(6巻「盗まれた時間」)

悪魔より天使の方が
怖いというオチでしたが

あんな下っ端の天使に
妙に親近感を覚えられてる
悪魔……。

・美奈子を殺そうと決意したら
吸血鬼から守ることに。
(7巻「血まみれの伯爵夫人」)

実は美奈子の命を助ける
ことの方が多いデイモス。

わざわざ接触せずに
遠くで見守ってれば
勝手に早死にしたのでは?
とはあえて言わない。

・ヴィーナスの頼みをきいたら
気の毒な殺人事件が……。
(11巻「愛の化石」)

これは本当にあんまりな
オチでつらい。

・盗みを働いた子供を
たしなめたら、手を噛まれた。
(14巻「雛の宵に」)

翠「自分が悪魔だなんて
ウソをつくと あんたも
友達が遊んでくれなく
なるわよ」

言い捨てる台詞も辛辣……。

人の運命を操ってるようで
意外と翻弄されてるのが
面白いところ。

個人的に

デイモス「やれやれ遂に
ウーマンリブも童話の世界に
まで押し寄せたか」

親指姫「なんですって!」

「い、いや、なんでも……」

フェミにかぶれた親指姫に
タジタジ(死語)になってる
シーン、大好きです。

(2巻「さようなら親指姫」)

あと美奈子のクラスメイトが
獲物だった時、

レントゲン撮影する車の中に
白衣姿で居るのがバレて

美奈子「デイモス? 
きゃーっ! エッチ!!」

は最高でした。

(15巻「残酷な処方箋」)

続きはまたそのうちに。