昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

水凪トリ『しあわせは食べて寝て待て』その1

『しあわせは食べて寝て待て』
(20~)は病気がもとで
キャリアや人生設計が
リセットされてしまった
主人公・麦巻さとこ(38歳)が

引っ越しを機に様々な人と
出会い、食生活や自分を
見つめ直して、穏やかに
自分を受け入れていく物語です。

薬膳の話が出てくるので
そちらに興味がある人にも
おススメです。

(それメインではありませんので
ご注意ください)

大雑把なあらすじは

第一話でさとこの
どん底な状況と、

それ故の収入低下で今の
マンションに暮らせなくなり

引っ越さなくては……と
いう事情が語られます。

不動産屋が案内したのは
築45年の古い団地。

・大家さんが隣に住んでる。

・さとこの頭痛を見抜き、
効くからと厚切りの生大根を
かじらされる。

(ないわー……)と思う
さとこですが

不動産屋の特に悪気はない
だろう薦めてくる言葉に

さとこ(私ってあんな
トンチンカンなお年寄りと
あってる人間に見えるんだ)

孤独死しても あの人なら
すぐに見つけてくれそう
だもんね)

とまで落ち込みます。

でもいつの間にか
頭痛は消えていた……。

また団地を訪ねたさとこは
大家さんの家に行った際に
「息子」と紹介された
青年・司と出会います。

薬膳に詳しく、人当たりが良く、
気遣いのできる温和な性格。

彼に優しくされたことで
さとこは引っ越しを決めますが
恋愛フラグには少々難が
ありすぎて……。

さとこも説明されて引いてますが

「大家やってる老婆のもとに
赤の他人の若い男が住み着いて
ニートしてる」

ジャンルが違う漫画なら
事件が発生しそう……。

しかし本作では大家さん
ところの家事や、周囲の
人達の助けになる存在です。

さとこも司と大家さんと
過ごすうちに少しずつ
前向きになっていきます。

やはり食生活は大事……。
あと優しくしてくれる人。

少し気分が変っただけで
今いるの職場の人たちが
どんなにいい人なのかも
わかるようになります。

さとこ「私みたいに
頑張れない人間は
何かいつも 
気後れしてしまって……」

青葉さん「私は麦巻さんに
気後れなんてしてほしく
ないもの」

続きます。