第35話は団地に住む
イラストレーター、
高麗さんのエピソード
から。
お隣のお爺さんが
しょっちゅう痰を
吐く音に耐えられないと
引っ越しを検討中と知り、
お隣の沢田さんの
奥さんが、大家さんと
お詫びに来ます。
玄関チャイムの音も
聞こえないレベルの
防音用ヘッドホンを
はめてると説明され、
沢田さん「そんなに
うるさいの?
テレビの音で
ごまかすとか
できない?」
謝りに来たんじゃ
ないのか……とキレ
なかった高麗さんは
偉い。
高麗さんに色々と
言われた奥さんは……。
「その耳栓
どこに売って
いるのかしら」
奥さんが高麗さんが
これをつけて暮らして
いると、旦那さんに
説明すると
「いやみったらしい
女だな」
迷惑をかけてるのに
この言い草。
奥さんも耳栓をつけ続け
……。
(わたしもね
ずっと
いやでしたの)
3コマに渡る
モノローグが
長年のストレスを
物語る……。
高麗「隣のじいさんが
おとなしくなったから
引っ越しは取りやめに
したの」
「隣の奥さん
やる時はやるのね
ついお茶に誘って
しまったわ」
いい方向に行った
ようで何より。
残る人もいれば
出ていく人も。
移住を検討中だった
反橋さんと八つ頭
くんは現地へ下見へ。
(2人がよく話してる
ファミレスの店員さんも
ひそかに応援して
いるのがいい……)
話を聞いた反橋さんの
弟は特に賛成も反対も
しませんが
お母さんは反対&非難。
「お父さんが
生きてた頃も
言うこと
きかなかったし」
短い台詞でも、
娘の自主性ガン無視
なのがよく伝わります。
お父さんや弟に
尽くすのがお母さんの
美徳でも
私に同じことを
望むのは違うと
反論する反橋さんに
「あんたのそういう
屁理屈!」
そう片付ける母に
対しても、罪悪感を
覚える反橋さん……。
そのやりとりの翌朝、
待ち合わせの駅で
実はメガネを外すと
八つ頭くんがすごい
美形と気付きます。
八つ頭くん
「なんかさ 僕たち
かけおちするみたい
だよね」
八つ頭くんの
呟きに噴き出す
反橋さん。
(ああ 私
生まれてきて
今が一番しあわせ)
弟からの頑張れの
メールのオチも
ほっこり……。
お幸せに!
続きます。