昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

片山あやか『菌と鉄』その1

『菌と鉄』(21~)は「アミガサ」
という世界政府に人類が支配
されてるディストピアを舞台に

主人公の失読症の青年・ダンテが
少しずつ真実を知っていく
異能アクションバトルもの。

ダンテは字が読めない
=洗脳の度合いが低いと
いうことなんでしょうね。

核心を言いますと

人類がキノコに支配されてる話。

冒頭ではダンテがいる施設が
いかに異様な世界か、
ダンテがその中で浮いている
ことが描かれます。

「怒りの時間」だからと
見知らぬ人間の写真に怒れと
言われ、

皆が怒鳴り声を上げるって
北朝鮮とか軍事国家に
実際にありそう……。

ダンテは失笑して殴られますが
身体能力が髙いからと
殺されはしません。

この世界には「エーテル」一派
という反乱組織がいて、
テロ活動を行っています。

ある日ダンテと数人のメンバーは
エーテル一派の撃滅を命じられて
エリアの外に出されます。

ここではじめてナレーションで

「この世界の生物の頂点に
いるのは……キノコ」

と、キノコが支配する
世界なのが明かされます。

この後、ダンテ以外の
兵士たちは落石により死亡。

生き残ったダンテは
エーテルのメンバーの
女性のアオイと出会います。

アオイは「女性区」にいると
話し、ここで男女が隔離
されてることが判明。

ダンテ「もっと色々話したい
話しよう 何でもいいから……」

(台詞がないのにだんだん
距離が縮まっていくのが分かる
会話シーンが素晴らしい)

施設に戻ったダンテは
訊問された際に
巨大な菌糸を脳に
入れられます。

「全ての人間の脳にはすでに
“アミガサタケ”が寄生している」

それで人間をコントロール
していたのでした。

ダンテも一旦は支配
されかけますが

「アミガサ……のために
働いた時間全部より……
昨日一晩の方が価値があった」

「アミガサの世界じゃ
会えないっつーんなら
俺が世界をぶっ壊してやる」

そう答えたダンテはエーテル
リーダーに見込まれ、仲間と
して迎えられます。

能力バトルアクションが
以降増えますが、この世界の
謎も気になる……。

続きはまたそのうちに。