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昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

大西巷一『乙女戦争外伝Ⅱ 火を継ぐ者たち』その2(下巻感想)

下巻、本日発売です!!

詳細はボカしますが
ネタバレにはご注意ください。

久々なので解説しますと
15世紀チェコ宗教戦争
描いた『乙女戦争』のその後、
ハンガリーで起きた内乱と
オスマン帝国との戦い。

主人公クラーラは前作の
主人公シャールカの娘。
現在はオスマン帝国スルタン・
メフメト2世の寵姫。

物語とオスマン側は
彼女視点で進みます。

史実の流れは彼女の父・
ハンガリーの有力貴族、
フニャディ・ヤーノシュが
担当。

前巻では友好関係にあった
傭兵集団のトップ・イスクラの妻
サーラをフニャディの長男が殺害、
敵を増やしてしまいます。

更にオスマンとの戦闘で
娘クラーラが行方不明になって以降、

フニャディは厳しく
容赦なくなっていきます。

フニャディ「トルコの脅威から
この国を守るため 統一と
集権化を急がねばならぬ」

敵を車輪に乗せて処刑し、
高々と掲げて晒すって
当時流行ってたのか……?

ブラド3世「敵の心を折るために
ここまでやるのか……」

※後に「串刺し公」と
呼ばれる人。

一方クラーラ視点では
メフメト2世がコンスタンティノ
ポリス攻略中。

一緒に遠征に来たクラーラが
出会った砲兵≪赤鼻≫のヤンは
少年時代、シャールカと共に
戦っていました。

前作4巻だと餓死寸前の
シャールカの見た幻の中に
死者たちと一緒にいるけど、
ケガしただけでしたからね。

そしてビザンツ帝国
滅ぼしたメフメト2世の
次の目標はハンガリー

ハンガリー貴族たちは
それでも団結しませんが
説教師カピストラノのもと、
平民たちが立ち上がります。

カピストラノさん
顔が……怖い……。

久々に戦地にシャールカが
登場。

一緒にいる孤児たちに
彼女に会いに来なかったと

責められて困ってる
フニャディが数少ない
和みシーン。

ここからは詳細は書きませんが

フニャディと
メフメトが遂に対面……!!

ハンガリーの次の王は……!?

不幸も多かったけど何だかんだ
幸せを掴んだクラーラ。
良かったね……。

大西先生、『乙女戦争』から続く
大作をありがとうございました!!

次回作も楽しみにしております!!