昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

原作:三条陸/漫画:芝田優作『勇者アバンと獄炎の魔王』その17(10巻感想1)

第10巻、発売中です!!

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意
下さい。

表紙開いての扉絵、
「誰?」って思ったら
魔王になる前の
更に若いハドラー……!!

念のため解説:

名作『ダイの大冒険』の
アバンの勇者時代を
描くスピンオフ。

前巻では

アバンを無傷で
ハドラーのもとへ
行かせるため、

マトリフ、ロカ、レイラは
敵幹部たちと一対一で
戦い、倒していく。

アバンは遂に、ハドラーを
守る最後の砦、地獄門に
辿り着く……。

というわけで地獄門の
番人、地獄の騎士
バルトスと対峙する
アバン。

原作ファンが長年
読み返しては涙する
あのシーンの詳細が

令和の今、描かれ
ようとは……

バルトスがマントを
脱いで剣を構えた時、
アバンが何かに気づいた
様子なのは

涙腺破壊アイテム
紙製の星のメダルを
見たからでしょうね。

重要情報:
ヒュンケルには師匠が
三人いた。

言われてみれば当時
そこまで幼児じゃないし、
遊びの延長で稽古してても
おかしくないんですよね。

ちびヒュンケルの
あどけない笑顔が
眩しくて目に染みる(泣)

回想シーンで向かって
くるヒュンケルに、

バルトスが咄嗟に木の
剣を折るほどの衝撃で
反撃してしまうのは

原作でもアバンと
ヒュンケルが生き別れに
なるエピソードの天丼に
なっています。

それはそれとして
バルトスの剣の冴えを
アバンが解説する際、

(戦場の骸の山から
優れた剣士の屍を使って
生み出される不死身の
衛兵……)

この時、最も強い剣技を
持つ腕の骨が複数本
選ばれて本体に融合する、と
いう設定。

アシュラマンの初期
設定っぽい……)

つまり6人の剣士が
瞬時に入れ代わりながら
攻撃してくるようなもので

普通の一対一より
厄介です。

アバン(圧倒的な強さ!
まさに最後の番人だ!)

アバンが賞賛しつつ、
どうすれば勝てるか
考えてる頃

バルトス(……
足りん……
足りんな……)

このモノローグ、
長年のファンは「この後」を
知ってるので

アバンに殺気や敵意が
あまり感じられないのかと
スリードされますが

バルトス(腕が
6本では……
足りんっ……!!)

ここ鳥肌立ちました。

続きます。