昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

羅川真里茂『ましろのおと』その3

4巻の「津軽三味線甲子園」に
向けて青森で合宿とか、
最後の日にねぶた祭り見物とか

そういう部活モノっぽい
エピソード大好物です。

師匠の大俵さん、
ホントにいい人だ……。

団体戦で雪たちは健闘
しますが、やはりキャリアの
差が出ます。

1人の技量が突出したチームより
統率の取れた、欠点の少ない
チームが優勝するのが学生の
大会らしい。

ここで登場した大阪の
わんこ系美少年・梶くんは
後に再登場します。

個人戦直前に神木流の
家元・田沼父が会場に現れ

雪のことを息子と
爆弾発言が飛び出します。

(すると兄の若菜ちゃんの
父親は……?)

個人戦での雪は祖父の思い出の
音からはじまり、自分自身の音に
行きつき、人々を感動させます。

本人も満足できる演奏だったのに
優勝したのは田沼総一でした。

ここで雪の中にはじめて
勝ちたい、悔しいという
思いが生まれます。

審査員たちの評価は
雪の音は「玄人好み」。

前半と後半の音の違いに
戸惑ったり、

中には前半の松吾郎の音を
古臭いと言う人まで……。

梅子からは
「あだしに恥ばががせだ」

田沼父から
「おめぇが総一に勝てない
事はわがっでだ」

(二人は松吾郎の音に
固執してるからにしても)

神木清流からも

「君の音は気紛れだ」
「独り善がりだ」

などなど、言われ放題です。

※責めてるのでなく善意の叱咤。

直後に学校辞めて次の
ステップに行くのが
雪らしいというか……。

雪だけでなく、海人は
大会を見に来た父親から
本格的な足のリハビリを
勧められたり、

結も一度は三味線愛好会を
抜けるも、戻ってきたり

雷はもとから大会までの
メンバーだったので
抜けるのは予定りと

それぞれに変化が
訪れます。

8巻末(本格的には9巻から)

以前、大俵さんの店で
名刺を貰った民謡居酒屋
「竹の華」の
女将・竹千代のもとで
雪の修行が始まります。

お客の歌やプロ演奏家
合わせることになりますが
梅子は大反対。

雪が学校を辞めて竹の華で
働き始めたことを、結経由で
知った舞も同じ反応。

 二人の危惧するところは……?
続きはまたそのうちに。