昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

高橋留美子『めぞん一刻』その2

本作を大雑把に分類すると

1:五代君、響子さんを中心にした
三角&四角関係のラブコメ

2:五代君と響子さんの
家族とのエピソード。

3:主に一刻館の住人が関わる
昭和人情テイスト。

1~3は単体の時もあれば
複合する場合も。

今回は3の昭和にまつわる話を。

当然ながら今と連載時の80年代
とでは、一般常識が大きく変化
しています。

・響子さんが高校卒業後
すぐに講師と結婚。

今だとすごくヒソヒソ
されそう……。

・アパートの住人達が仲良く
集まってたびたび宴会。

悩みもプライバシーも筒抜けの
距離の近さが実に昭和です。

(でも四谷さんの職業だけは
謎のまま)

五代君が「トースターのスイッチ
切り忘れた」と電話連絡して
響子さんに部屋に入ってもらう
エピソードがあります。

今でもこういう時は管理人か
それに相当する人が確認する
はずですが

その際、頼まれてもないのに
部屋の掃除や鉢植えの水やりを
してくれるかというと……。

・各部屋に電話がなく、
管理人室の黒電話にかかる。

後にピンクの公衆電話が
備え付けられます。

今や一人一台スマホの時代ですよ……。

・お風呂は銭湯へ。

・連絡手段が手紙や電話のため
届かなかったり、聞き間違えて
すれ違いが発生。

今だとすぐ連絡が取れるので
似た名前の場所で待ち続けなくても
いくらでも対処法があります。

・専業主婦が沢山いて、平日昼間に
テニススクールに通ってる。

一の瀬さんとか一家でアパート
暮らしで、ろくにルールも知らずに
やってますからね……。

・上京した五代君のお祖母ちゃんに
東京を案内する。

同窓会に来たお祖母ちゃんたちが
ディスコに行くという発想はともかく、

上京した身内を案内する
エピソードはリングにかけろ
にもあります。

(相手はロクさんのお母さん)

島倉千代子のヒット曲
「東京だョおっかさん」のような
エピソードは当時よくある
ことだったのかも?

ちなみに作中はバブル期前なので
不景気が連呼されています。

バブル前・最中・後は色々
違いますね……(遠い目)

続きはまたそのうちに。