昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

蛭田達也『コータローまかりとおる!』その2

お姫様を守ったり、不良生徒と
ケンカしたり、たまにはまともに
空手の試合に出たり、

バンドやったりCIAと戦ったり
ギャグからシリアスまで
何でもアリが可能なのは

功太郎がそれだけ強烈な個性の
持ち主ということ。

当時は特に学校側の抑圧が強く、
それだけに自由気ままな功太郎に
憧れる人が多かったのかも。

ツッコミ役で人質・ラブコメ
要員でもある幼馴染の麻由美とは
昔からの一途な純愛。

ただしセクハラ魔人でもある。

この時代にセクハラなんて概念は
ありませんが、女子更衣室は散歩
コースの一部だったりと

昨今はラッキースケベ展開ばかり
なので、のぞきや下着ドロなど
積極的スケベは今や絶滅危惧種

まさかこの性癖が母親譲り
だと誰が予想したでしょう。

功太郎の実家は空手道場ですが
いつも両親不在。

功太郎が大ケガして
入院した際、
(そんなことを親に伝えたら)

麻由美「喜び勇んで
とどめをさしにくるわ……」

冗談だと思ってたら20年近く経って
本当にやりかねない親だと

第9部コータローまかりとおる!L』
にて証明されました。

そんな功太郎だから自然と
ライバルは堅物揃いになります。

天光寺くんやヨシミちゃん、
モモちゃんたちの対極の個性が
より強調されるわけです。

天光寺くんは坊主頭に袴姿、
仕込杖の堅物風紀委員という
時代錯誤かつ大真面目キャラなのに

(おつむのツヤを保つために)
レモンパックを欠かさない

というギャップが変人っぷりを
引きたてます。

紅バラに「お肌がシミになるから
きゅうりパックの方ががよくてよ」と
勧められてるのが、なんとも
昭和な会話……。

「ハゲ」と言われるのを何より嫌い、
頭に落書きされたら
「じゃない」と自分で書き足すほど。

(まず消そうよ……)

死にかけてる時も「ハゲ!!」と
叫ばれて目を覚ましたことも。

『新』では鹿斗に闇討ちされて
再入院となり、出番なし……。

出てほしかったけど、功太郎・
モモちゃん・天光寺くんまで
揃ったら無敵すぎてハラハラ感
一切なくなるしなぁ……。

続きはまたそのうちに。