昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

諫山創『進撃の巨人』その6

31巻、本日発売です!!

※ネタバレしてますので
未読の方は先に原作を読んでください。

・エレン、壁の外の人類を
滅ぼすと衝撃の宣戦布告。

・アニ復活。

・コニーがファルコを母親に喰わせて
人間に戻そうと計画。

・リヴァイ、生存確認。

・ジャン、男前。

内容を大雑把に言うとこんな感じ。

敵も味方も目まぐるしく
入れ替わり、先が読めません。

序盤の和やかな回想シーンに
サシャがいるのが嬉しくも切ない……。

もしサシャが生きていたら、コニーは
あんな計画立てたでしょうか……?

命がけで防いだアルミンは偉い。

エレンの宣言によって「恩恵を被る」
人々は賛成派と反対派に分かれます。

元々ジークの「ユミルの民を安楽死させる」
計画をエレンが利用して
「ユミルの民以外全部滅ぼす」に
なってるので

ジークが脊髄液をこっそり酒に混ぜて
巨人化させた兵士たちが
今度はエレンの手駒になるという逆転劇。

『進撃』はこういう皮肉な結果が多いですね。

そもそも壁の外側を見たいと願っていたら
外は自分たちの民族への悪意に満ちていて、

襲ってくる巨人たちは壁の外で虐げられる
同胞だったという悪夢のような事実が
今の章ですからね……。

話を本編に戻しますが

キース・シャーディス教官の
頼もしさよ……。

無能なエピソードが描かれることの
多い人ですが、伊達に責任ある地位に
ついてませんね。

復活したアニがパイを貪り食ってる
ところを見られて爆笑されたシーンは
希少な笑いどころ。

4年ぶりの食事だもの……。

クールな彼女のバックボーンも
語られます。

珍しく隙のある表情が見れたり、
ヒッチと仲良しなのいいですね。

悪意が連鎖し続ける鬱展開の中、
悩み、もがき続けるキャラたち。

大賛成派に乗っておけばわが世の春を
謳歌できたのに、ジャンは男の中の男……!

続きはまたそのうちに。

 過去回想でスリの少年を助けたことで
移民のテントに招かれる→

エレン以外は最初は警戒してたメンバーが
やがて酒まで入る大宴会になって
無防備に笑って寝転んでるシーンは
泣けてきます。

進撃の巨人(31) (講談社コミックス)

進撃の巨人(31) (講談社コミックス)

  • 作者:諫山 創
  • 発売日: 2020/04/09
  • メディア: コミック