昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

高橋よしひろ『銀牙伝説WEED』その1

銀牙伝説WEED(99~)は『銀牙
ー流れ星銀』の続編。銀の息子ウィードが
主人公です。

05年にアニメ化されました。

序盤ウィードは奥羽にはおらず、野良犬のGBが
死にかけている母親から、我が子を父親の
銀のもとへ連れて行ってほしいと頼まれます。

(何故妻子が銀と離れ離れになっていたのかは
後に語られます)

GBは渋るものの、お人好しなのとボス犬に
こき使われる境遇に辟易していたこともあって
子犬に雑草という意味のウィードという名前を
つけ、共に奥羽へと旅立ちます。

GBはちょっと年上のスミスのような
印象ですね。

ムードメーカーで世話好き、戦力としては
今一つなところも含めて。

旅を続けるうちに様々な犬との出会い、
ウィードの優しさや強さ、相手を奮わせる
カリスマ性が備わっていることが描かれます。

しかしようやく辿り着いた奥羽は楽園どころか
地獄と化しており、銀も死亡……。

と、思われましたが死んだのは影武者。

幹部クラスが犬助けの出張や外部での隠居で
奥羽を離れている間に、

遺伝子操作を繰り返して怪物と化した犬が
人間を襲い、かつて赤カブトの牙城だった場所に
巣食っていたのでした。

赤目の秘密主義が仇になったわけですが、
下手に事情が知れ渡ったら戦士不在の奥羽など
どこかの群れに乗っ取られたのは間違いないでしょう。

戦いを通してウィードは奥羽の二世世代、ベンの息子剣、
黒虎の息子景虎、化け物を追ってきたジェロムなどと
絆を深めていきます。

スミスは人里で余生を送っていましたが
奥羽の危機に駆けつけ、歴戦の勇者に相応しい
壮絶な戦死を遂げます。

秀俊と大輔(現在大学生)によって
全てはこの怪物の仕業で犬に罪はないと
証明され、二子峠に束の間の平和が訪れます。

 

その頃、銀は赤目、ジョンと共に
行方不明の妻を探していました。

ところが法玄という厄介な犬によって
人質を取られた上で襲われます。

 ウィードは父の危機に間に合うのか!?
なかなか出会わないんですよこの二匹……。

続きます。

銀牙伝説ウィード 1

銀牙伝説ウィード 1