昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』その6

本日1月19日はルパンレッド、
夜野魁利役、伊藤あさひさんの
お誕生日です、めでたい!!!

というわけで魁利くんの話を。

性格は一見、明るくチャラい、今どきの若者。
よく仕事中に女性客とお喋りしていました。

堅物の圭一郎とは正反対のキャラで、それが絶妙な
バランスになっていました。

ルパンレンジャーの目的は、ギャングラーによって
氷漬けにされた大切な人を取り戻すこと。
透真は婚約者、初美花は親友、魁利は兄です。

しかし二人と違うのは、魁利は何でもできる
兄に対してコンプレックスを抱いており、
素直になれずにいたこと。

単純に仲が悪いわけではなく、
兄のクセだった「相手の鼻を軽くつまむ」仕草を
ルパンレンジャーの姿でも魁利がしたことが
気付かれる要因にもなっています。

魁利の兄への複雑な想いは、圭一郎との関係性にも
影響を及ぼしています。

序盤は「熱血おまわり」と馬鹿にしてたのが
真っ直ぐで面倒見のいい圭一郎に兄を重ねて反発したり

からかうために「圭ちゃん」と呼びはじめたのに
信頼が深まってからは自然とそう呼ぶように
なったりと、呼び方ひとつで関係性の変化が
わかるようになっています。

また、ルパンレンジャーの3人は
「最後に残った一人が願いを叶えればいい」と
いう考えで、序盤はビジネスライクな関係。

「困っても自分で何とかしろ」から
次第に「誰一人欠けてもダメだ」に
変わっていきます。

初美花と透真と魁利の秘密を共有する仲間と
しての関係、友情。

秘密を知られたら壊れるとわかっていても
圭一郎は嫌うにはあまりにもいい奴すぎる……。

そんな人間関係も、『ルパパト』の
醍醐味の一つ。

しかしギャグ風味の「強制帰宅ビーム」回では
魁利にビームが効かない

=帰る場所がないと思っている
ことが発覚したり

透真、初美花、ノエルが引っかかった
大切な人の姿に擬態する罠を突破
(=相手をためらわず狙撃する)
闇を感じさせるエピソードもありました……。

お兄ちゃんも取り戻せたことだし、
幸せになってね……!!!

Wレッドが出来るまで 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー レッドオンリーブック

Wレッドが出来るまで 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー レッドオンリーブック

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: リブレ
  • 発売日: 2019/03/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)