昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『聖闘士星矢』アスガルド編 その2

アスガルド編では星矢たちはヒルダが
操られているだけとわかっているので
神闘士を説得しようとします。

しかし神闘士側はヒルダへの忠誠や愛、
悲しい過去などを背負っているため
話を聞いてくれません。

そのため切ない結末を迎える
エピソードが多かったのですが

メグレスのアルベリッヒだけは
異彩を放っていました。

外見こそ荒木さんデザインの
小柄で華奢な美少年ながら

デスマスクやカーサのような
高笑いが似合うハイテンションな
小悪党枠というギャップがいい。

ヒルダの事情を知った上で
神闘士、聖闘士も倒して
地上の王になる野心を抱いています。

(何故知ってるかというと
たまたま現場に居合わせたから)

ヒルダを倒す妄想の中では
妙に凝った衣装というこだわりも
たまりません。

壮大な野望の割に強さは

初手の流星拳の
ダメージが入るレベル。

星矢お前が驚いてどうする!
白銀の魔鈴さんにも苦戦してたし。

相手をアメジストの棺に
閉じ込める技
アメジスト・シールド」

炎の剣や木々を操る技
「ネイチャー・ユーリティ」など
多彩な技を持っているのに
防御力低いのかな……?

しかしアルベリッヒには自慢の
アスガルド一の頭脳で考えた
策がありました。

人質作戦。

アメジストの棺に閉じ込めた
魔鈴を使って星矢を脅し、

次は氷河を、そして紫龍を……と
いうところで紫龍に敗れます。

結構善戦したのですが、実は若き日の
老師と、アルベリッヒの先祖が
対決したことがあり
技を知っていたのが幸いします。

 (童虎の登場以前だったので
顔はアニメオリジナル)

それにしても善のヒルダには
アスガルド追放を言い渡されていて

神闘士リーダー格のジークフリートには
(聖闘士に)
「見事にやられて
氷の像にでもなるがいい」
とまで呟かれています。

人格者の二人にそうまで言われるなんて
一体何をやらかしたのか……?

(名門の生まれを鼻にかけて
ジークフリートを見下してたっ
ぽいですが、絶対それだけじゃない)

アルベリッヒ回は87~90話、
他の回とのノリの違いが
なんとも面白いです。