昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『爆竜戦隊アバレンジャー』その2 ヤツデンワニ

 歴代の戦隊のゲスト怪人の中で、最も変わり種が
このヤツデンワニでしょう。

頭に電話を乗せ、体からヤツデを生やした
二本足で歩くワニというデザインです。

登場回は18話。追加戦士アバレキラー
かませにされて一瞬で倒されます。

能力すら披露する間もなくやられたと思われましたが

捕獲され、アバレキラー宅で下僕として
こき使われていたことが21話で判明します。

隙を見て逃げ出し、頭の電話で生みの親である
敵幹部・ミケラに連絡。

しかし「お手伝いさんやってま~す」の能天気な一言に
「二度と電話してくんな!」と見放されます。

アバレンジャーでも倒して手土産にすれば
迎えてくれるだろうと街中で暴れ始めたところ

真っ先に駆けつけた紅一点・イエローのらんるの
軽蔑のまなこに恋してしまうのでした。

退却の際にも愛の言葉を放ち、ぞわぞわ痒くなった
イエローが「(背中を)掻いて!!」と叫んで
慌てて従うレッドとブルーが面白すぎる。

(ブラックは爆竜アンキロベイルス探索中)

※この回は脚本:浦沢義雄

約束されたカオスがヤツデンワニの
やりたい放題に拍車をかけます。

ヤツデンワニがらんるに電話をかけ、
ものすごく音痴な愛の歌をわめくので
公園で倒れる人が続出したり。

らんるに構ってほしくて仕方ないヤツデンワニですが
爆竜アンキロベイルスが見つかったため
アバレキラーも参戦、それどころではなくなります。

「無視されてる!?オレって
キャラが薄いのかな……」

つ……ツッ込まないぞ!!

アンキロは無事アバレンジャー側に保護されましたが
ヤツデンワニはアバレキラーに連れ戻され
おしおきをくらうのでした。

ウザいテンションのおバカキャラですが
憎めないお茶目な可愛さがあり、

何より最終回間際まで徹底して悪役だった
アバレキラーの傍にいることで

子供たちが「キラー怖い!キライ!」とならないように
適度なギャグを挟んでくれていたと思います。

最終回まで生き延びた上に、その後も
他作品とのコラボにも登場する
愛されキャラですね。

爆竜戦隊アバレンジャー超全集

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