昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

皆川亮二『SPRIGGAN』その2

『SPRIGGAN』には優以外にも魅力あるキャラが
多数登場します。

まずは優とコンビを組むことの多い、金髪ポニテ
ツンデレ属性、ジャン・ジャックモンド。

実は獣人で自分の血を見ると性格ごと
変わり、不死身の肉体を誇ります。

普段はあまり見た目も性格も名前も人狼っぽく
ないのが不思議。

人狼っぽいキャラの例:犬神明、大神健)

優の格闘の師匠・朧(おぼろ)さん。

物静かなのに強烈に強く「この人が来たら
もう大丈夫」という印象の人でした。

それだけに裏切りはものすごくショックでした……。

『うしとら』の流兄ちゃんと
東京BABYLON』の星さんと揃ってガチ凹み案件です。

他にも頼れる魔女姉さんティア・フラットや
「色気のない峰不二子」染井芳乃など
(ひどい言い方だけど間違ってはいない)

一筋縄ではいかない強烈な女性キャラたちも
また魅力。

個人的に敵キャラながら印象深いのは
ボー・ブランシェです。

「秘密結社ネオ・ナチス」(リアルのネオナチとは
ちょっと違います)のメンバーで

強いことは強いが妙に芝居がかった言動と
単純ですぐ罠にかかる猪武者っぷりで

悔しがりながら落下していき、
優に呆れられるというパターンでした。

そのため組織が壊滅した後も
一人生き残り、優と対戦することに
執念を燃やします。

しかし印象が変わるのは嵐に巻き込まれた
豪華客船の中、一般の乗客を助けたり
子供たちを庇い、負傷するエピソードから。

(以前から敵でも女性には攻撃しないという
一面は見せていましたが)

偏った思想の持ち主とはいえ、彼の理想の
「支配する強者」は弱者は守り導く
もののようです。

その後「お前を倒すのは俺だ」という
ベジータ理論で優たちと共に日本を救い
激戦の果てに力尽きます。

コンビを組んでいた暁巌(あかつき
いわお)からは暑苦しい奴、と思われていて
相棒扱いされるのを嫌がってましたが

最後に「……あばよ……相棒……」と
呼ばれるのは実にいいシーンです。

新作アニメも楽しみですが、ボーの所属先
変わってたりして……?