昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

ボマーン『悪のボスと猫。』

『悪のボスと猫。』(17~)は悪のボスと
その手下たちなど、強面なキャラが猫に
振り回されるほのぼのマンガです。

悪のボスといえば、確かに膝の上に猫を
乗せてるイメージですね。

(※元はTwitterから書籍化した作品なので
書籍化の年を書いています)

今のところボスの猫は5匹で、
みんな捨て猫出身。

舞台は明確にはされていませんが
現代のアメリカっぽい。

ボスは目の辺りが黒い影になっており、
他のキャラもサングラスや髪で目が隠れてて
顔や表情がわからないように描かれています。

そしてモノローグで(クククク……)とか
(フハハハハハハ)しか言わず、
他のキャラもほとんどしゃべりません。

驚く時は(フハッ!?)って笑いが途中で
止まる感じ。

台詞がほとんどないということは説明も少なく。
9割方絵で全てが語られます。

それでも十分伝わる絵の細かさと
ギャグの絶妙な間が素晴らしい。

基本的には「ネコ飼い・ネコあるある」が
メインですが、

飼い主が怖そうなボスだと、ギャップで
微笑ましさが倍増します。

ちょっとした言動が誤解を生むが、実は猫絡みという
アンジャッシュのコントのようなオチや

チンピラを怯えさせる威圧感を放つボスが
猫には平謝りだったり、

トイレ掃除も、引っかかれるの覚悟の
お風呂も全部ボス自らやってるのが
愛を感じます。

(お風呂は手下も一人手伝ってたけど)

実は殺し屋に狙われてるのですが、
殺し屋さんも猫好きなため
そっちが気になって仕方がないご様子。

そして二人とも猫グッズ好き。
もう友達になっちゃえよ……。

だいたい1~4ページくらいでオチがつく
短編の集合体で、そのたびに「ふふっ」って
なります。

現在の話だけでなく、過去の回想話もあり
若き日のボスや死んだ相棒が出てきます。

若き日のボスが拾った子猫が、今はすっかり
成猫になって、飼い猫たちのリーダー格
だったりと結構細かく設定されています。

(白のフッサーラ猫ね)

ほっこり気分になりたい&猫好きな人には
超オススメです!!

悪のボスと猫。 (アクションコミックス)

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