昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

日丸屋秀和『ヘタリア』その3

祝!!2021春 
ヘタリアWorld Stars』
アニメ化!!

念のため解説すると、国を
擬人化したほのぼのギャグ漫画。

※『ヘタリア』は色んなサブタイトル
ついてますが、今回のはジャンプ+
で連載してた分です。

主人公はヘタレで女好きのイタリア、

堅物で軍人気質のドイツ、
引きこもりオタクの日本、

目立ちたがり屋のアメリカ、
いつもクマと一緒の
影の薄いカナダ、

キザなフランス、
ツンデレのイギリス、
笑顔で威圧感のあるロシア、
商売上手の中国など

キャラ設定はその国の持つ
イメージそのままです。

香港の部屋を勝手に掃除して
没収を繰り返して

中国「あれもこれもみーんな
検閲あるー!」

(一人暮らししたがる香港)

今、シャレにならなく
ない……?

とはいえ、政治問題がメインでは
なく、あくまでキャラ同士の
掛け合いや関係性、

ホラー映画やクリスマスなども
国によって全然違うとか
そういうのを楽しむ作品です。

殺人鬼も踊るインド映画……。

イギリスは外務省や首相官邸など
公的な場で猫を飼い、ネズミ取りの
「役職」に就けることがあるのですが

ある時、全然鼠を取らないため
クビになった猫のニュースが
ネタにされてました。

(猫に命令無視されて)

イギリス「俺っていつも
育て方をどこで間違うんだと
思う……?」

フランス「入れ込みすぎる
ところかな……」

そうかな……そうかも。
アメリカを見ながら)

北欧やバルト三国など
一まとめにされがちな国でも
こんなに違う、と教えてくれます。

ノルウェーが不思議っ子なのは
ファンタジー文学が多い
お国柄だから。

先日読んだ小川糸さんのエッセイで
リトアニアラトビアが好きだと
書いてあって

黒パンやソーセージが美味しいとか
雑貨が素晴らしいとか、そんな
数行だけでもほっこりしました。

歴史から現代の国際情勢、
ちょっとしたニュースや
旅エッセイでも

なんでもヘタリア変換できるのが
強みです。

極限までシンプルにして可愛く
キャラ付けしてあるので
世界情勢や歴史の入門編には
もってこいだと思います。