ゆでたまご『キン肉マン』その４

祝！！連載再開！！

記念に語ります。

『キン肉マン』は王位争奪編でキン肉マンが
勝利して３６巻で一度完結します。
（８７年）

３７巻は読み切りを収録した短編集。

２０１１年からの新章は３８巻からの
スタートです。

物語は３６巻直後、キン肉マンは
キン肉星の大王に就任。

東西冷戦が終結に向かっている
世界の動きに合わせ

正義・悪魔・完璧超人が不可侵
条約を結んだところから始まります。

ある日「真の完璧超人」を
名乗る超人たちが宇宙から襲来。

完璧超人代表として条約にサインした
ネプチューンマンは代表でもなんでも
ないから、条約は無効だと主張します。

条約は燃やされてしまい、リングに
上がったジェロニモ、スペシャルマン、
カナディアンマンたちは次々に
倒されていきます。

キレたテリーが宣戦布告。

ここに正義超人ＶＳ完璧・無量大数軍
（パーフェクト・ラージナンバーズ）
との対決が開始されます。

ところがロビンやラーメンマンなど
主力の正義超人はメディカル・
サスペンションという医療カプセルで
療養中。

キン肉マンが駆けつけても人数が
足りないところにやって来たのは
バッファローマンに率いられた
悪魔超人たちだった……！

というわけで正義＆悪魔超人ＶＳ
完璧超人の構図になりますが
別に手を組んだわけではなく、

バッファローマンは「あのお方」の
ために動いていると宣言。

正義超人たちが知らない情報を
持っていることが示唆され、

バトルの他にもその謎で
物語を引っ張ります。

３６巻までと新章との最大の違いは
悪魔超人や後に登場する完璧超人
始祖（オリジン）たちに

人間味溢れる回想シーンが
つけ加えられたこと。

わずか数コマなのに
（お前らそんなに仲良かったのか……！？）と
気が付くと大好きになってる不思議！！

新章で誰かが活躍するたびに
カラオケ行ってはテーマ曲を
熱唱したファンは多いはず。

魔雲天やサンシャイン、ザ・ニンジャ、
プラネットマンのテーマは
初めて歌いました。

カラオケ……行きたい……（遠い目）

続きはまたそのうちに。

キン肉マン 39 (ジャンプコミックス)

誕生29周年作品 キン肉マン ベストアルバム

『仮面ライダーエグゼイド』檀黎斗その５

９月６日は黎斗の日！
１０時に合わせて投稿します。

本編４２話で衛生省の処分が下され、
ＣＲ預かりとなった黎斗はしばらくは
電子の檻の中で大人しくしていました。

敵が現れた際は（許可を得た上で）
外に出て協力したりと功績もあって

劇場版『平成ジェネレーションズ
FAINAL』ではタブレットに入って
持ち運ばれたり

「てれびくん」特製ハイパーバトル
ＤＶＤ『仮面ライダーパラドクス』
では、

ポッピー、永夢、パラドの３人から
タブレットごと置き去りにされそうに
なり、黎斗が焦るシーンがあります。

油断しすぎですが、それだけ
黎斗に気を許していたのに……。

あと折角の休日にパラド、ポッピーと
ゲームして過ごす永夢はさぁ……。

本編１７話だと一人でゲームして
ハンバーガーテイクアウトしてたので
進歩と言える……かも？

それはともかく、黎斗が開発した
ゲームをプレイしてみないかと誘われ

一度は警戒して断ったものの、結局
見え見えの挑発に乗る永夢とパラド。

 暗号を解いて囚われのポッピーを
救出する「ナゾトキラビリンス」に
２人で挑みます。

暗号自体はてれびくん読者が
わかるような簡単な代物です。

ゲーム空間で歴代ゲンム社長の
肖像画が並んでるのを見て

永夢「……ゲンムの社長って
ヤバい人ばっかだな……」

（心から頷く視聴者）

ドアを開ける時パラドがノックして
「失礼します」と言ったり

永夢の影響が感じられて
面白かったり微笑ましかったりする
内容なのですが

 ２人がゲームクリアした時、
黎斗の姿はなく……。

ポッピーも最初から囚われては
いませんでした。

暗号の答え「３９」は
「今までありがとう」なのか

「脱獄に協力してくれて
ありがとう」なのか……。

多分両方。

下手にプログラム弄ったらバレそう
だから、ゲームに見せかけて
永夢たちに手伝わせたと推測。

ここからＶシネマに続きます。

『ブレイブ＆スナイプ』は既に黎斗が
脱走したところから始まってるので

「いつ、どうやって逃げたのか」を
知りたい人はこのＤＶＤをご覧ください。

続きはまたそのうちに。

仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーゲンムVSレーザー オフィシャルムック~SELECT▶LIFE~ (TOKYO NEWS MOOK 705号)

『機動戦士ガンダムＺＺ』その７（２８話）

話を大雑把にまとめると

・ジュドーの妹の座を巡って
リィナとプルが殺し合い。

・ジュドー以下ガンダムチームは
戦闘中（気づく余裕はない）

・ジュドーが一旦その場を
収めますが、リィナが寝ていた
小屋に敵ＭＳが墜落、炎上……。

（実は生きていて、再会は最終話）

「リィナがケガしたから薬箱
持ってきて」とモンドも遠ざけ、
二人きりになるプルとリィナ。

プル「あなたが傍にいれば
ジュドーは無理をすることになる」

プルの言葉を深読みしたリィナは
近くにあった棒切れを突きつけます。

リィナ「あなた強化人間じゃない、
戦うために造られた
ニュータイプなんでしょ！？」

プル「あたし　そんな変な人間じゃない！」

言い合いのうちに激高し、
リィナを殺そうとするプル。

「リィナはジュドーにもグレミーにも
大事にされてるのに
あたしは毎日頭に変な機械を
かぶらされて……！！」

後でジュドーも言ってますが、
１０歳の女の子に片方は兵士兼実験体、

もう片方はドレスを着せてダンスに
ピアノとお姫様扱いじゃ
プルに不満が溜まらないはずはない。

グレミーも残酷なことをします。

こんな状態から
ジュドー「みんなきょうだいになろう」

と言えるジュドーはやはり
ハマーンが見込んだ大物です。

しかし、愛情に飢えたプルは
ジュドーを独占したがります。

プル「あたしとリィナ、どっちか選んで！」

ジュドー「みんなでひとつになろう」

プル「誰もあたしを甘やかして
くれない……！！」

修羅場の最中も戦闘は続いており
ジュドーは呼ばれて一旦離脱。

リィナがケガから発熱し、プルが
近くの小屋に寝かせます。

プルが一旦、外に出た際に
敵ＭＳが小屋に墜落、炎上。

燃える小屋の前で呆然とする皆。

グレミーもリィナの死にショックを
受けていて、強引なことはせず
退いていきます。

プル「あたしがリィナになるよ！」

泣き叫ぶプルはジュドーから
額をはたかれます。

抱きしめたらリィナの死で
プルが得することになるし、
頬を叩いたら可哀想すぎるし

こんな時もプルに気を遣う
ジュドーはえらいよ……。

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『鬼滅の刃』我妻善逸その２

『鬼滅』の醍醐味の一つに
話が進むうちに、キャラの印象が
がらりと変わるというのがあります。

臆病で騒がしい、女好きのバカ、
実は優しくて気絶すると強い……。

こんな基本性格に
つけ足されたのは「翳り」

これがお汁粉に少し入れた塩の
ように、魅力を更に深めます。

さんざん頭が悪いと描写された
善逸が、その優れた聴力から

実は嘘とわかった上で女に
何度もだまされてきたことが
４巻で判明します。

それでも死の淵でなお

たくさん人の役に立ちたい、
じいちゃんが俺にかけた時間は
無駄じゃないと証明したい

（意訳）

こんなことを健気に願ってるん
だから、女性人気が高くて
当たり前です！！

女好きなのもスケベ心よりは
優しくされたい、構ってほしい
感じですね。

赤ん坊の頃に捨てられたらしいので
人のぬくもりに飢えてるんでしょう。

禰豆子には花を摘んできたり、
箱越しに話しかけたりと
アプローチも微笑ましい。

「結婚したら毎日寿司とうなぎ
食べさせてあげるから
安心して嫁いでおいで！！」

このバカさと初々しさと尽くし型とが
入り混じったプロポーズも
実に善逸らしい……。

・気弱で臆病、心優しい、
自分に自信がない。

・女好きで騒がしいギャグメーカーの
お馬鹿キャラ

一見相反する要素が一人の
人間に含まれてるのが素晴らしい。

 また「関係性」においても
ちゃんと翳りを付け足されます。

師匠は厳しい人でしたが、ちゃんと
愛情があるのも分かっていました。

師匠と二人だけなら修業は辛くても
幸せな日々だったろうに、そこに
空気悪くしてる奴がいる……。

４巻の回想時点では
善逸をウザいと感じる奴が
いても仕方ないくらいの
印象でしたが

後に芯からクズなのが
判明します。

「俺がいなかったら獪岳も
あんなふうにならなかったかも
しれない　ほんとごめん！！」

あいつ子供時代、悲鳴嶼さんの
ところでもやらかしてるから……。

知る由もないこととはいえ
善逸が罪悪感を抱いたままかと
思うと胸が痛い。

でもラストでも生き残れたし、
子孫と自伝も残せたしで
本当に良かった……。

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『鬼滅の刃』我妻善逸その１

本日９月３日は善逸の
誕生日です。
めでたい！！

というわけで善逸の話を。

あまり詳しくない方でも
これだけメジャー作品になると

金髪でいつも騒がしい
女好きのギャグメーカー、
普段はヘタレだが寝ると強い

くらいの基本設定は聞いたことが
あるのではないでしょうか。

あと女性人気が高いとか。

実は母性本能を直撃する
キャラ造形の持ち主
だったりします。

・まずはギャップ萌えの塊であること。

２巻、最終選別に生き残ったにも
関わらず、

「ここで生き残っても
結局死ぬわ俺」

初台詞はえらくネガティブだったのに
次に登場した時はギャグ全開。

「いつ死ぬかわからないから
結婚してくれ！！」

と、通りすがりの女性に
しがみついて炭治郎から
辛辣なツッコミを受けます。

隊士になったきっかけも、女に
騙されて借金こさえたのを
肩代わりしてくれたのが「育手」の
師匠だったという間抜けな設定。

炭治郎と鼓屋敷に入ってからも
後を追ってきた子供たちの兄の方・

正一くんが呆れるほど怯えまくった後、
気絶して真の強さを見せます。

一撃で鬼を退治したのに
（善逸ほど……頭の悪い人間と
会ったことがなかった）

モノローグでの扱いもひどい……。

しかし優しい性格なのは何度も
さり気なく描写されており

滑稽なほど怖がりながらも
正一くんをずっと庇っていました。

特に、中味は鬼と気づいていながら
炭治郎が命より大事と言った箱を
伊之助から必死に護るシーンに
心打たれた人も多いでしょう。

あの健気さは実に萌えた……。

すごくいいシーンだったのに
禰豆子を見た途端にキレて剣を抜き

「いいご身分だな……!!!」
「お前のような奴は粛清だよ!!」

ふり幅デカすぎだろ！！
だがそこがいい！！

基本、話が重い『鬼滅』の中で
伊之助共々ギャグ＝和みの役割が
できる貴重なキャラと言えます。

また優等生タイプの炭治郎から
「辛辣なツッコミ」や「ズレた発言」、
普通の少年らしさなど、別の一面を
引き出せるのも素晴らしい。

炭治郎・善逸・伊之助の
１セットは本当に絶妙な
関係性ですね。

続きます。

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『聖闘士星矢』城戸沙織その２

沙織さんがアテナと判明する
コミックス６巻以降は

８巻からの黄金１２宮編に向け、
様々な前哨戦や前振りが繰り広げ
られます。

氷河と紫龍は沙織さんと共に戦う
気はなかったのに、デスマスクや
カミュのせいで聖域入りすることに……。

瞬もダイダロスがアフロディーテに
殺されたとジュネから聞きますが、

１２巻の回想だとそれを知る前から
既に沙織さんと一緒に行くと
決めてたようですね。

同じ歳で誕生日も近いし、瞬と沙織は
結構仲良しっぽい。

ハーデス編序盤でも瞬は城戸邸に
いたし、ＮＤでは２人手を繋いで
過去に行ってます。

 個人的に城戸邸でプライベートジェットに
乗り込む際の星矢とのやり取りが好きです。

星矢「ちょっとギリシア見物が
したくなってな
一緒にのっけてもらうぜ」

沙織「星矢……ありがとう」

星矢「あんたのためにいくわけじゃない
勘ちがいしないでくれ」

ツンデレか！（ニヨニヨ）

ところでこの回が初登場のジュネ、
ジャンプ掲載時は聖衣の下が裸っぽくて
ちょっとした話題になりました。

コミックスでは脚にトーン貼ってあります。
カメレオン座の聖衣は明確なアンダーなしだと
エロすぎる。何あの絶妙な位置の切れ込み……。

話を戻して、沙織さんは聖域に乗り込む前には
ちゃんと親書を送ってアポ取ってますが

それがかえって案内人と
みせかけた暗殺者（トレミー）を
目の前に立たせることに。

懲りたのか、以降はポセイドン編でも
ハーデス編でも、突然アポなしで
敵の前に現れます。

それ以前に総大将が単騎突撃は
やめた方がいいのでは……。

アテナがピンチにならないと
盛り上がりに欠けるので
仕方ない部分もあるとはいえ

それにしたって
・黄金の矢が１２時間胸に刺さったまま

・全世界に降るはずの雨を一人で受ける

・冥界に行くために黄金の剣で自害

・でかい壺に入れられ、血を吸われる

アニメ版オリジナルストーリーも
入れたらもっと酷い目に遭ってます。
女神も大変ですね。

ＮＤでも赤ん坊にされたり
してますし。

ＮＤの……つ……続きは……（震え声）

聖闘士星矢 DVD-BOX I

『聖闘士星矢』城戸沙織その１

本日９月１日は女神アテナこと
城戸沙織さんの誕生日です。
めでたい！！

ちなみに１３歳。

序盤はグラード財団総帥の
性格のキツイお嬢様として
描かれました。

彼女が心優しい性格だと、
そもそも命がけの戦いを
見世物にしないでしょうから

そこはメタ的に仕方ない
ところもあります。

「おだまり　星矢！」
「邪武　わたしのいうことが
きけないの」

初期にはそんな台詞が
似合うキャラでした。

幼少時は星矢たちを孤児と見下して
「馬になりなさい！」なんて
命令してたことは黒歴史。

ちなみにＦＲ第一回シュミ特の記事でも
意地悪お嬢様の印象ばかりネタに
されてるので、

募集時（８６年秋初頭）はまだ
彼女がアテナとは誰も予想
してなかったようです。

実は６巻でのバベルＶＳ氷河の
ラストシーンの台詞は
ジャンプ掲載時には

（必要であれば）

氷河「女神さえも倒す！」
でしたが、コミックスでは
変更されました。

 その後、白銀聖闘士第一陣との
戦いがひと段落し、星矢たち４人が
砂浜に集まってる休息シーンで

魔鈴さんの残したメッセージが
「セイヤ　アテナを守りなさい」

紫龍「女神なんていうものが
本当に存在するのかな？」
と、前振りしてからの

沙織＝アテナと判明する
展開なので、車田先生も
初期にはその設定
考えてなかったのかも？

なお沙織さんが自分がアテナだと
告げた直後の星矢の一言。

星矢「冗談じゃねえ。もしあんたみたいな
女が正義を振りかざしたりしたら
逆にこの世は闇になっちまうぜ！
いい加減にしろ！！」

作り話だと思ったとはいえ
辛辣な反応です。

しかし「私一人でも戦います」と
啖呵きった後、ジャミアンのカラスに
攫われて、星矢に助けられるのでした。

ジャミアンとシャイナさんに
挟まれて前後は崖の絶体絶命、
星矢は沙織さんを抱えて崖から……。

というエピソードの辺りから
二人の仲が縮まった気がするので

やはり命の危機を共に乗り越えると
絆が生まれるハリウッド方程式は
真理ですね。

この回のアニメ版タイトル
「燃えあがれ！愛のコスモ」（３０話）は
なんか……こう……。

続きます。

聖闘士星矢 DVD-BOX II